10月25日に開幕する東京モーターショー2017。今回も各社気合いの入ったコンセプトカー&市販プロトを出品してくる。今回の調査で判明したのは、来夏発売予定の新型クラウンの出品だ。(本記事は8月10日発売のホリデーオート9月号より抜粋し、その後にわかった新情報も加えて再構成したものです。メーカーの正式発表ではありません)

TNGA-N採用。エンジンは直4に一本化してV6は消滅。

新世代クラウンが来年夏の発売を前に公開される。一応、プロトタイプと銘打っての出品だが、細部を少しだけデフォルメした、ほぼ市販車と言っていいレベルの姿で登場するのだ。

画像: フロントマスクは現行型のイメージを踏襲するが、ボンネット高は下げられ、複雑な面構成も相まってクラウンではないように見える。

フロントマスクは現行型のイメージを踏襲するが、ボンネット高は下げられ、複雑な面構成も相まってクラウンではないように見える。

プラットフォーム、エンジン、そしてコンセプトまで完全に一新される次期クラウン。最大の話題は初めて6ライトを採用したデザインだろう。新型開発にあたっては、顧客ターゲットを大胆に変更し、40歳代のエグゼクティブ(?)にフォーカス。スタイリッシュな4ドアクーペ風なアレンジを施して、ユーザーの大幅な若返りを狙っている。

画像: クラウン初の6ライトを採用したキャビンは、現行型よりも後退してクーペのように見える。

クラウン初の6ライトを採用したキャビンは、現行型よりも後退してクーペのように見える。

そして、この大胆なフォルムの実現にひと役買っているのが、新世代FRプラットフォームであるTNGA-Nの採用だ。新型クラウンの低く構えたクーペライクなフォルムは、この低重心プラットフォームの採用によるところが大きい。

すでにレクサスLCや次期LSに採用されたGN-Lと同じもので、呼称が違うだけだが、今後トヨタ・ブランドで唯一使用される後輪駆動プラットフォームでもある。当然、サスペンション形式はフロントがダブルウイッシュボーン、リアはマルチリンクだ。

さらにエンジン・ラインアップにも変化が。すでに現行モデルでも兆候はあったが、ついにV6エンジンが消滅する。結果として残るのは、2ℓ直4ターボと2・5ℓの直4ハイブリッド。なお2年後には、第二世代TNGAエンジンのひとつであ2.5ℓ直4ターボも投入予定。こちらはアスリートに搭載されてデビューするはずだ。

ともあれ、最大のセールスポイントは、一大変貌を遂げるエクステリア。これがあのクラウンか! と会場で驚いてほしい。

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