9/9,10に大分県オートポリスで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦で、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が前戦もてぎに続き2連勝を達成。シリーズランキング2位に浮上した。

ポールポジションは野尻が獲得

画像: 野尻智紀:予選での速さを決勝に生かせればHONDAのエースになれるのだが…

野尻智紀:予選での速さを決勝に生かせればHONDAのエースになれるのだが…

土曜日に行われた公式予選では40号車 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がコースレコードでポールポジションを獲得。2種類のタイヤ使用義務がある決勝ではミディアムタイヤで好スタートを決めるが、ソフトタイヤを履く5番手スタートの15号車 ガスリーが直後の2番手まで迫る。23周でピットインしタイヤ交換したガスリーに対し、野尻は38周までピットインを引っ張るが、結果的にこれがポジションを大きく落とすことに。その後他車と接触し完走はするもののポイント獲得ならず。

奇策?!チームルマンが2台とも表彰台に

画像: F.ローゼンクビスト:タイヤマネージメントも完璧、決勝では抜群の安定感

F.ローゼンクビスト:タイヤマネージメントも完璧、決勝では抜群の安定感

画像: 大嶋和也:片岡龍也監督(左)の下、能力を開花させつつあるのか?(第4戦もてぎにて)

大嶋和也:片岡龍也監督(左)の下、能力を開花させつつあるのか?(第4戦もてぎにて)

予選では下位に沈んだSUNOCO TEAM LEMANSの2台だが、ミディアムタイヤでスタートした直後、4周終了時に7号車 フェリックス・ローゼンクビストが、翌周には8号車 大嶋和也がピットイン。ソフトタイヤへ交換するがレース周回数は54周、それぞれもう1回ずつのピットインが必須と予想された。ところが結局2台とも残り50周ものレースをこのソフトタイヤ1セットで走りきってしまう。この作戦によりローゼンクビストが3連続表彰台の2位に、大嶋は2012年以来の表彰台となる3位を獲得。

連勝のガスリーが一躍チャンピオン候補に

画像: P.ガスリー:今シーズン途中からのF1参戦の可能性も囁かれる

P.ガスリー:今シーズン途中からのF1参戦の可能性も囁かれる

5番手スタートのガスリーは、上位4台がミディアムを選択したのに対しグリッド上でソフトタイヤへ変更、これが功を奏しスタートで2番手に浮上する。ミディアムタイヤで引っ張るトップ走行の野尻に対して早目のピットイン、23周でミディアムに履き替える。そして全車がタイヤ交換を完了したレース後半は首位に立つことになる。終盤ソフトタイヤを装着した車両に追われるかと思えたが、4位走行中の2号車 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が後続同士のバトルを巧みなブロックで押さえる。結局これがガスリーにとって追い風となり2勝目を達成した。

4位入賞の石浦がランキングトップを死守

2017スーパーフォーミュラ ドライバーズランキング
(第5戦終了時 上位6名)
1位 石浦宏明 30.5pt
2位 P.ガスリー 25pt
3位 F.ローゼンクビスト 24.5pt
4位 A.ロッテラー 20pt
5位 中嶋一貴 16pt
6位 関口雄飛 15pt

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