F1やエアレース、スーパーフォーミュラなどレースの話題に事欠かない、“翼を授ける”のフレーズでお馴染みのレッドブル。そのレッドブルが主催し、世界中で笑いの渦を巻き起こしている「ボックスカートレース」が2017年10月22日に東京(赤坂)でも開催されることになった。

文と写真:蔭山洋平/写真:Red Bull(Carlo Cruz/Marv Watson/Chris Tedesco/Red Bull Content Pool)

出場者も観客も一緒に童心に帰って笑い楽しむレッドブル ボックスカート レース

世間では幼少期に遊んだ鉄道模型やラジコン、プラモデルなどのおもちゃに、大人になってからもう一度ハマる人が多いと聞く。実際、童心に帰ることのできる趣味はホントに楽しい。子供の頃には思いもつかなかった工夫や技術を投入して、こだわりの一品を作ることができるからだ。

さて、そんな大人たちが集まるイベントがアメリカ・ロサンゼルスを舞台に開催された。

画像: カートもコスプレ衣装も自作が基本となるレッドブル ソープボックスレース。こうした製作も醍醐味のひとつ。

カートもコスプレ衣装も自作が基本となるレッドブル ソープボックスレース。こうした製作も醍醐味のひとつ。

ヘンテコな仮装が施されたカートに、同じくヘンテコなコスプレを身にまとったドライバーが跨って急坂を駆け降りていく。一見何かの仮装大会かと思ってしまうような光景ではあるが、これは“レッドブル ソープボックス レース”という名の歴とした真剣勝負である。

ところで、レッドブル主催のイベントで“空のF1”と言われているレッドブル エアレースを知っている人は多いと思う。2017年6月に千葉の幕張で開催され、室屋選手が2連覇したのは記憶に新しい。しかし、この清涼飲料水メーカー主催のイベントが、エアレース以外にも多く開催されていることはあまり知られていないかもしれない。

そのジャンルは多岐にわたり、ブレイクダンスや音楽、紙飛行機やテレビゲーム、モーターバイクやボルダリングなどの競技大会で、数え出したらキリがないほど多い。ジャンルも参加者層も違うイベントではあるが、その多くに共通することは会場内で清涼飲料水「レッドブル」が無料で配布されるということ。開催目的である“レッドブルの認知度向上”のために、多種多様な大掛かりなイベントを数多く開催してしまうのだから凄い。

画像: 保冷バッグを担いでレッドブル ソープボックスレースの会場内を歩き回るレッドブルガールズ。

保冷バッグを担いでレッドブル ソープボックスレースの会場内を歩き回るレッドブルガールズ。

画像: ロサンゼルスのレース会場内で、美人のレッドブルガールズから受け取った清涼飲料水「レッドブル」で記念に1枚。

ロサンゼルスのレース会場内で、美人のレッドブルガールズから受け取った清涼飲料水「レッドブル」で記念に1枚。

その数あるイベントの中にあって、世界各国で独特の盛り上がりを見せているのが前述したレッドブル ソープボックス レースだ。日本人にとっては馴染みの薄い名称ではあるが、ソープボックスレースとは本来、エンジンやモーターなどの原動機を持たないカートを下り坂で加速させ、ゴールまでのタイムだけを競うという競技だ。実はアメリカにおいては80年以上の長い歴史を持つ伝統的な競技でもある。

そこに、おもしろさや派手さ、笑いや芸術性など、多くのエッセンスを加えるのがレッドブル流である。

画像: レッドブル ソープボックスレース出走前に繰り広げられるパフォーマンス。寸劇やダンスなどさまざま。

レッドブル ソープボックスレース出走前に繰り広げられるパフォーマンス。寸劇やダンスなどさまざま。

実はこのレースが“再び”日本にやってくることになった。“ボックスカートレース”と、日本人にも想像しやすい名称に改められ、2009年と2012年に続く第3回目として2017年10月22日(日)に東京の赤坂を舞台に開催される。(後編へ続く…http://web.motormagazine.co.jp/_ct/17120432)

レッドブル ボックスカート レース 東京2017 開催概要
日時:2017年10月22日(日)12:00〜18:00
場所:東京都港区赤坂5-3-6 赤坂サカス広場
URL:http://www.redbullsoapboxrace.com
第3回目となる東京での開催だ。今回は赤坂サカスを舞台に“おバカな真剣勝負”が繰り広げられる。HPに参加するチームがおもしろおかしく紹介されているのでご覧あれ。

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