昨年6月にドイツで初公開された2世代目ポルシェパナメーラ。その後、様々なグレードが追加発表されて、現在は充実したラインナップが揃い、順調にデリバリーが進んでいるという。そうした中、現在の販売状況がポルシェAGにより公表されたが、それは少々意外なものだった。
画像: ポルシェ パナメーラ ターボS Eハイブリッド。システム最高出力680psの怪物マシン。

ポルシェ パナメーラ ターボS Eハイブリッド。システム最高出力680psの怪物マシン。

この先には“ミッションE”が控えている

ポルシェパナメーラは2世代目となり、いっそうスポーツ度を高めて人気となっているが、12月13日、その販売状況についてポルシェAGから発表があった。

それによると欧州で納車された全台数のうち約60%がプラグインハイブリッド車であるという。国によってその比率はさらに高く、フランスは70%、オーストリアは80%を超え、ベルギーでは90%を上回る。また、北欧は全般に高く、ノルウェーは90%、フィンランドは85%に達するそうだ。

電力料金が安く、税金の面でプラグインハイブリッドが有利な国が比率が高いということだが、もうひとつの要因としてパナメーラのプラグインハイブリッドが圧倒的なハイパフォーマンスを持っていることが大きいだろう。

4L V8ツインターボ+モーターでシステム最高出力680psを発生する“ターボS Eハイブリッド(2831〜3044万円)”は特別な存在だが、2.9L V6ツインターボ+モーターの“4 Eハイブリッド(1436〜1558万円)”でも、システム最高出力は462psを誇りガソリンエンジン車を凌ぐ。

画像: ポルシェ Eパフォーマンス モデル レンジ。右が次世代ポルシェの先兵となる“ミッションE”。

ポルシェ Eパフォーマンス モデル レンジ。右が次世代ポルシェの先兵となる“ミッションE”。

というわけで、ポルシェのプラグインハイブリッドは他社のように環境対応車として存在意義があるということだけでなく、ハイパフォーマンスカーとしてしっかりと位置づけられ、ユーザーにもそういうものと認知されつつあるわけだ。

そして、この先には完全なEVのスポーツカー、“ミッションE”が控えている。これは2020年までにデビューする予定だが、そのころには「電動化の最先端をいくポルシェ」というイメージが確立することになるのだろう。

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