自動車部品サプライヤー大手のコンチネンタルは、1月29日に横浜のコンチネンタル・ジャパン本社でメディアに向けてブレーキ事業に関する説明会を開催した。

近未来のEV向けホイールなども開発中

コンチネンタルは、持続可能でコネクテッドなモビリティの未来に向けた革新的な技術を開発しており、テクノロジーカンパニーとして、安全、効率的、快適、ユーザーのニーズに適したソリューションを提供している。

現在、自動運転や電動化などの技術進化に伴い、自動車のブレーキに求められる性能や要求も変化している。
そこで、コンチネンタル社のシャシー&セーフティー部門にて、キャリパー、電動パーキングブレーキ、ドラムブレーキなどを開発しているHBS事業部の責任者より、コンチネンタルがとらえるトレンド、また、製品紹介などをプレゼンテーションで紹介するセッションがメディアに向けて開催された。

登壇者は、日本・韓国 ビジネス責任者のヴィン・トラン(Vinh Tran)氏、日本・韓国 R&D責任者のアンドレアス・ツヴィック(Andreas Zwick)氏、そして日本・韓国 R&D マネージャーの疋田 清(Kiyoshi Hikita)氏の3名。
なお、今回のプレゼンテーションは撮影禁止で、またフォトセッションも行われなかったので、3氏の顔写真は掲載していないことを御了承いただきたい。

画像: 左が固定式、右がフローティング式のブレーキキャリパー。ボルトの配置にもコンチネンタル独自のノウハウがある。

左が固定式、右がフローティング式のブレーキキャリパー。ボルトの配置にもコンチネンタル独自のノウハウがある。

画像: 固定式キャリパーの内部を見る。

固定式キャリパーの内部を見る。

プレゼンテーションでは、まずは現在の製品群の紹介が行われた。
この中ではドラム式用の電動パーキングブレーキ「EPB-Si」が、日本の軽自動車を含むコンパクトカーでの普及が期待されていること。
そして約2年前から提案している固定式キャリパーの第2世代は、注目の最新トレンドであること。
現在の主流はフローティング式キャリパーだが、性能面や軽量化では固定式が有利であり、スポーティな外観に抵抗の低さというメリットもあるとのこと、などが説明された。

画像: ニュー・ホイール・コンセプト。写真は2ピースタイプ。

ニュー・ホイール・コンセプト。写真は2ピースタイプ。

画像: こちらは1ピースタイプのニュー・ホイール・コンセプト。

こちらは1ピースタイプのニュー・ホイール・コンセプト。

続いて、昨年のフランクフルト・ショーで初公開された「ニュー・ホイール・コンセプト」のレクチャーが行われた。これは近未来のEV向けに開発されている超大径で幅の狭いホイールで、十分な制動力をより小型・軽量化されたキャリパーで実現している。
ニュー・ホイール・コンセプトは2ピースタイプ(個人ユーザーを想定)のほか、法人ユースを前提にした1ピースタイプも並行して開発中だ。

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