2018年3月23日国土交通省とNEXCO東日本は、東京外かく環状道路の三郷南ICから高谷JCTまでの15.5kmを2018年6月2日に開通すると発表した。

外環道だけでなく、一般道「国道298号線」も同時に開通

首都東京を囲むようにかかる環状線「東京外かく環状道路」(以下、外環道)。東京大田区の湾岸線から大泉、埼玉川口、三郷、千葉市川市まで約85kmの円を描く計画となってる。現在はまだ大泉JCTから三郷南ICまでの開通にとどまっているこの環状線を、2018年6月2日に延伸するとNEXCO東日本が発表した。

画像: 外環道の新規開通によって、千葉や埼玉の人気施設へのアクセスが楽になる。

外環道の新規開通によって、千葉や埼玉の人気施設へのアクセスが楽になる。

延伸するのは、三郷南ICから千葉県市川市の首都高速湾岸線「高谷JCT」までの約15.5kmだ。これによって外環道の計画の約60%・約50kmが開通し、その東側が完成したことになる。千葉湾岸エリアの東京ディズニーリゾートや幕張メッセ、三郷・越谷エリアの大型アウトレットモール、関越道川越エリアの観光レジャー施設などへのアクセスが容易になった。

画像: 外環道を使えば、最大26分もの時間短縮に。

外環道を使えば、最大26分もの時間短縮に。

分岐の多い細く曲がりくねった都心ルートと比べて、外環道は太く走りやすい。さらに、三郷JCTから湾岸エリアへの所要時間は約18分短縮、大泉JCTから湾岸エリアへは約7分短縮できることとなる。大きな短縮ではないと感じる人もいるかもしれないが、これにより交通が分散化して渋滞の緩和・事故の減少など副次的効果も見込まれる。

今回はもうひとつ、この外環道に沿って走る一般道路、国道298号(千葉県松戸・国道6号〜市川・国道357号、約11.4km)も同時に開通し、渋滞緩和や抜け道(生活道路)での事故減少などにも寄与すると考えられている。

画像: 地下を走る外環道。その上に国道298号を通す。

地下を走る外環道。その上に国道298号を通す。

残る外環道は東京練馬区の大泉JCTから大田区の湾岸線までで、この一部、大泉JCT←→東名JCT間を2017年2月に掘削スタートしている。ただ、開通予定はまだ立っていないようだ。

画像: 現在外環道は、東名〜大泉を掘削しているという。

現在外環道は、東名〜大泉を掘削しているという。

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