ホンダは、低全高ミニバンのジェイドをマイナーチェンジして、5月18日から発売する。(写真:安西英樹)

RSは2列5人乗りでスポーティワゴンに!

2013年に中国で先行発売され、日本では2015年に販売開始されたホンダ・ジェイド。3列6人乗りの低全高ミニバンとして登場したが、日本市場ではミニバンは背が高くスライドドアがないと人気を得られず、苦戦が続いていた。そこで今回のマイナーチェンジを機に、イメージの一新を図った。

最大の変更点は、スポーティグレードのRSはサードシートを廃して2列5人乗り仕様とし、ミニバンではなくワゴンに生まれ変わった。リアシートの空間はタップリしており、またラゲッジスペースはゴルフバッグが4個入るほどの広さを誇る。

エクステリアでは、RSはフロントまわり(グリル、ヘッドライト、フォグライト)のデザインと18インチのアルミホイールを刷新し、スポーティかつ上質なデザインとした。
XとGもフロントグリルなどのデザインを変更している。

パワーユニットは、1.5Lのガソリンと、それにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種。
RSのガソリンエンジンは専用セッティングとして、高回転域の加速フィーリング向上を狙った「全開加速アップシフト制御」と、制動時のエンジン回転を上げることによって安心感を高める「ブレーキ時ステップダウンシフト制御」を追加している。
ハイブリッドでは、i-DCDのギアレシオ変更と駆動力制御を見直し、特に発進加速時のアクセルONからのレスポンス向上を実現している。

新型ジェイドは、全グレードに安全運転支援システムの「ホンダセンシング」を標準装備。また、歩行者事故低減ステアリング機能を新たに採用している。
価格は、G(5人乗り・ガソリン)の239万8680円〜ハイブリッド X(6人乗り)の308万8800円。
スポーティワゴンになったジェイドRSのライバルは、いま日本のワゴン市場で唯一売れているスバル・レヴォーグ。ミニバン譲りの使い勝手の高さに走りの良さを加えて、ライバルに挑む。

ジェイド ハイブリッド RS 主要諸元

全長×全幅×全高:4660×1775×1540mm
ホイールベース:2760mm
重量:1450kg
パワーユニット:直4DOHC+モーター・1496cc
エンジン最高出力:96kW<131ps>/6600rpm
エンジン最大トルク:155Nm<15.8kgm>/4600rpm
モーター最高出力:22kW<29.5ps>/1313-2000rpm
モーター最大トルク:160Nm<16.3kgm>/0-1313rpm
ミッション:7速DCT
駆動方式:FF
タイヤ:225/45R18
価格:289万8720円(税込)

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