ホリデーオート6月号の特集は「GT AGAIN!」。クルマ好きの心を熱くした「GT」の過去、現在、そして未来を一挙に解説している。ここでは、その中の「日本のGTインプレダイジェスト」の記事から特別にピックアップしてお届けしよう。今回は、1980年代、5M-GEUユニットのハイパワーとリトラクタブルヘッドライトで人気だったセリカXX2800GTだ。詳しくは現在発売中のホリデーオート6月号をご一読のほど!
画像: 日本のGTインプレダイジェスト。セリカXX2800GT【1981年7月登場】

良く煮詰められたサスは、限界域でもコントローラブル

5M-GEU型の特性は中回転域重視で、5000rpmまでは絶大なトルク感があるが、レッドゾーンまで引っ張ると急激にトルクが落ち込んでしまう。一般道ではトルキーで使いやすいが、サーキットでは高回転でのパンチが今一歩欲しい。ハンドリングはファンタスティックだ。トヨタのセミトレは熟成され、サーキットの各コーナーで安定性が高く、リバースが始まっても常にコントロールしやすい。これは単にサスペンションが優れているだけでなく、それを支えるボディ剛性が高いからこそ達成できたのだ。レカロを参考にしたシートはサポートが良く、強い横Gを受けるサーキットでは大いに役立った。(ホリデーオート1981年9月号より抜粋)

全長×全幅×全高:4660×1685×1315mm
ホイールベース:2615mm
重量:1235kg
エンジン:5M-GEU型・直6DOHC・2759cc
最高出力:170ps/5600rpm
最大トルク:24.0kgm/4400rpm
サスペンション形式(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム

画像: 空力を追求したウエッジシェイプボディとリトラクタブルヘッドライトの組み合わせでCd値0.35を達成し、スポーツ性を主張した。

空力を追求したウエッジシェイプボディとリトラクタブルヘッドライトの組み合わせでCd値0.35を達成し、スポーツ性を主張した。

画像: サイドサポートを高めたシートは予想以上に出来が良く、コーナーで横Gがかかった時もしっかり体を支えてくれる。

サイドサポートを高めたシートは予想以上に出来が良く、コーナーで横Gがかかった時もしっかり体を支えてくれる。

ホリデーオート 2018年 6月号
3号連続特別付録 第1巻『昭和の名車図鑑』(昭和35年~45年)付き
販売価格(税込): 490 円

画像: ホリデーオート 2018年 6月号 3号連続特別付録 第1巻『昭和の名車図鑑』(昭和35年~45年)付き 販売価格(税込): 490 円

【総力特集】
『GT AGAIN!』
~GTをもう一度
○34年ぶりのソアラ再考
○追憶のレパード物語
○日本の美クーペ
・レクサスLCは現代のソアラだ!
○俺たちのGTを支えたパワーユニット
・日産L型6気筒vsトヨタDOHC
○一度は乗ってみたかった!忘れえぬGT
・AE86レビン / トレノ
・レガシィ・ツーリングワゴンGT
・マークⅡ2000GT ツインターボ
・セドリック / グロリア Gran Turismo (Y31~Y32)
○再評価したい、あのGTたち
・トヨタ カローラレビン GT-Z
・トヨタ カリーナ GT
・トヨタ カローラ GT
・トヨタ カルディナ GT-FOUR
・トヨタ MR2 G
・スズキ カルタス GT-i
・スズキ フロンテ GT-W
・三菱 ミラージュ 1600GT
・三菱 ミニカ スキッパー GT
○広告に見る「スカG」モテ神話
○古今東西GTコボレ話
・初めてGTを名乗ったクルマと言えば?
○世界の“美”GTカーを愛でる
・日米欧の華麗なクルマたち
○GTを感じる“ちょっと”良いモノSELECTION
○日本のGTインプレダイジェスト
○トヨタvs日産vsホンダ
・3メーカースーパーGTマシン ガチ対決再び《別冊付録》
○その他、特集、連載記事満載

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