自動車の歴史を振り返る企画「今日は何の日?」。5月11日は、ホンダの初代ライフが登場した日。今から47年前には何があったのか、1971年にタイムスリップしてみよう。

ライフってどんなクルマ?

画像: 全長は2995mm。車両重量は510kg(スタンダード)。

全長は2995mm。車両重量は510kg(スタンダード)。

ライフは、ホンダの軽四輪乗用車。47年前の今日、5月11日に発表された。発売は1971年6月1日(オートマチック車は7月20日)。

1967年に発売されたN360、そしてそのN360をベースにして開発された1970年登場の初代Zと、ホンダは4輪事業を軽自動車市場で着々と進めていた。

そんななか登場したライフは、従来の空冷2気筒エンジンではなく、低鉛ガソリン対策を適用した4サイクル水冷2気筒エンジンを採用。「広い生活空間を持ったまろやかなフィーリングファミリーカー」というカタログのキャッチコピーどおり、従来ネックとされていた暖房の効きの悪さなども解消されていた。

新しい水冷エンジンは一次振動を消すバランサー付き。またホンダの軽としてはじめて4ドアモデルも用意していた。1971年の8月24日にはライトバン、10月22日にはワゴンも発表、ラインアップを充実させている。

1972年9月19日に発表した軽乗用車「ステップバン」も、じつは「〈ホンダライフ〉 ステップバン」という正式名称になる。

販売好調なライフであったが、1974年には販売が終了。これはライフだけではなくZやステップバンなども同様に販売が終了した。その後1985年までホンダは軽自動車市場から撤退することになる。

当時軽自動車シェアナンバーワンだったホンダだが、これは1972年7月に発売された初代シビックが世界的に大ヒットを記録したことで、限られた工場のキャパシティをシビックの生産に向ける決断をしたことが大きい。

また1973年4月には昭和48年排出ガス規制が軽自動車も対象となり成立、10月には軽自動車に対して車検が義務化されるなど、小型乗用車と軽自動車の価格的なメリットが少なくなってきたという社会的な理由もある。

画像: 4ドアカスタムのインパネ。

4ドアカスタムのインパネ。

画像: エンジンは水冷2気筒SOHC。バランサーシャフトを備えていた。

エンジンは水冷2気筒SOHC。バランサーシャフトを備えていた。

こうしてライフは1974年に生産が終了したが、1997年に軽トールワゴンとして復活。その後1998年に3代目、2003年に4代目、2008年に5代目が登場したが、ホンダの軽トールワゴンがNシリーズに移行したのにともない、2014年にその名前が消えた。

画像: 初代ライフはホンダの軽自動車初の4ドアとなった。

初代ライフはホンダの軽自動車初の4ドアとなった。

画像: このフロントフェイスに懐かしさを覚える人も多いだろう。

このフロントフェイスに懐かしさを覚える人も多いだろう。

車両価格(当時。東京)

スタンダード 4ドア 34万6000円 
デラックス 4ドア 38万9000円 39万2000円(AT)
デラックス 2ドア 36万9000円 39万2000円(AT)
カスタム 4ドア 44万3000円 46万6000円(AT)
カスタム 2ドア 42万3000円 44万6000円(AT)

1971年(昭和46年)には何があった?

ニュース

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ヒット曲

●私の城下町 小柳ルミ子
●知床慕情 加藤登紀子
●また逢う日まで 尾崎紀世彦

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