ボルボV90クロスカントリーに、特別限定車の「オーシャンレースエディション」が登場した。ベース車との違いを紹介しながら試乗してみることにしよう。

明るいグレーとオレンジ色を効果的に散りばめる

ホリデーオート2018年6月号の連載企画「ソウルサーチャーズ」でも「ワゴン以上、SUV未満」のクルマとして、スバル・レガシィアウトバックとメルセデス・ベンツEクラス オールテレインといったクロスオーバーモデルを取り上げたが、このボルボV90クロスカントリー(以下、CCと略)も、そんな1台だ。
ただし、ここで紹介するのは普通のV90CCではない。ボルボがオーガナイズする世界一周ヨットレース「ボルボ・オーシャンレース」を記念した専用アイテムを満載した特別限定車だ。世界で3000台、日本では15台がボルボ スタジオ青山でのみ販売される。

ベース車は、トップグレードのT6 AWDサマム。クリスタルホワイトのボディカラーに、カオリングレーという明るいグレーのボディパーツ(前後フェンダーやバンパー下部、フロントグリルなど)と、オレンジの刺し色がオシャレだ。
オプションの専用ルーフボックスを装着すると、アウトドアで楽しむためのグッズをさらに満載できるだろう。ただし、標準装備のガラスサンルーフからはボックスの裏しか見えなくなるし、車高も2m近くになるので駐車場も選ばなければならない。

インテリアは、さらにオシャレだ。サポートの良い2トーンのスポーツシートに専用カーボンファイバーパネル、シートベルトやパイピングのオレンジ色も効いている。
ボルボ・ワゴンの伝統である使い勝手の良さはそのままに、アウトドアで服やギアが汚れたときのためにシートやカーゴルーム用の専用カバー(バンパーもカバーする)も用意されている。
そのほか、ここで挙げていくとキリがないほど、さまざまな専用アイテムが内外装に備えられている。

今回、ゴールデンウイーク期間中を、このV90CCオーシャンレースエディションと過ごした。
走りっぷりは、ベース車のT6 サマムと大きく変わることはない。車重は1.9トン以上あるが、320ps/400Nmを発生するツインチャージドの2L直4エンジンは十分以上にパワフルだ。8速ATとの相性も良く、市街地でもハイウエイでも効率の良い領域を使って走っている感じだ。アイドリングストップは頻繁に作動するが、再スタートはスムーズ。
室内の静粛性も高く、乗り心地も良い。クルマの性格を考えると高速巡航の機会が多いかもしれないが、視界が良いので市街地でもサイズをあまり気にせず走ることができる。

ゴールデンウイークに遠出してみたかったのだが、どこも渋滞だらけなので諦めて市街地を中心に500kmほど走りまわった(一般道と首都高速が半々くらい)燃費は、約9km/L。
2Lとはいえツインチャージドだから、まあ妥当な数値だろう。
ベース車両との価格差は140万円。かなり高くなってはいるが、豊富な特別装備のほとんどはオプションでも買えないし、案外お買い得と言えるかもしれない。
ただ、長距離移動してアウトドアライフを楽しむ機会が多いなら、近く日本にも導入されるディーゼルエンジン搭載車で、またオーシャンレースエディションを作って欲しい…と思わずにはいられないのだが。
(文:篠原政明 写真:玉井 充)

ボルボ V90クロスカントリー オーシャンレースエディション 主要諸元

全長×全幅×全高:4940×1905×1545mm
ホイールベース:2940mm
重量:1910kg
パワーユニット:直4DOHC+ターボ+S/C・1968cc
最高出力:235kW<320ps>/5700rpm
最大トルク:400Nm<40.8kgm>/2200-5400rpm
ミッション:8速AT
駆動方式:電子制御式フルタイム4WD
タイヤ:245/45R20
価格:969万円(税込)

画像: ボルボ V90クロスカントリー オーシャンレースエディション 主要諸元
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