2018年5月23日にジャガー・ランドローバーは通期(2017年4月〜2018年3月)の決算発表をしたが、世界販売は過去最高となる61万4309台となった。前年度比プラス1.7%増と伸び率は低かったが、過去最高記録を更新した。
画像: ジャガーのSUV、そしてランドローバーが総じて好調。

ジャガーのSUV、そしてランドローバーが総じて好調。

欧州の減少分を中国で補った

ジャガー・ランドローバーの2017/18年度(2017年4月〜2018年3月)通期決算によると、売上高は前年比プラス6%の258億ポンド(約3兆7410億円)で、税引き前利益は15億ポンド(約2175億円)だった。

世界販売は61万4309台を記録、過去最高記録を更新した。この好業績に貢献したのは中国(前年比19.9%増)と北米(同4.7%増)で、ブレグジットの混乱があった英国(同12.8%減)と欧州(同5.3%減)の減少分を補った。

ジャガー・ランドローバーのラルフ・スペッツCEOは「逆風が吹く中、このような結果を残せたことは当社の底力があったからこそだと思います。ジャガー・ランドローバーはタタ傘下となって10年目を迎えました。今後も将来を見据えて、自動運転、電動化などに積極的に投資をして行きます」と語った。

2017/18年度の投資額は42億ポンド(約6090億円)だったが、今年度は45億ポンド(約6525億円)を見込んでいるという。ジャガー・ランドローバーは年間販売100万台超のプレミアムブランドを目指して、着実に歩を進めているようだ。

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