ヨコハマのタイヤ、現代によみがえったアドバンHFタイプDを履いた1981年式CR-Xに乗り、東京から片道500km。金色堂で有名な平泉の近くにある、岩手県奥州市で行われたネオクラシックカーのイベントに行き、旧車オーナーが注目する「アドバンHFタイプD」の印象を聞いてみた。

「ネオクラシックカー座談会」ってなに?

アドバンHF-Dを履いて、何で岩手の奥州市まで走ったかというと、『ネオクラシックカー座談会』という80〜90年代のクルマが集まるイベントに行くのが目的だった。

「ネオクラシックカー座談会」は、今年で4回目の開催。

関東近郊では、この年代のクルマが集まるようなイベントは結構あるんだけど、主催者が言うには東北地方でコレが唯一らしい・・・。

画像: 70〜80年代が中心の旧車オーナーイベント「ネオクラシックカー座談会」の様子。

70〜80年代が中心の旧車オーナーイベント「ネオクラシックカー座談会」の様子。

当日の朝は雨が降る生憎の空模様だったけど、徐々に空が青くなってきて10時過ぎには、絶好のイベント日和に。雨が上がると同時に、濡れたクルマを拭きあげる姿がノやはり愛車はキレイにしたいのだ。関東だと、比較的オリジナルに近いクルマが多いんだけど、ここに集まったクルマたちの多くは、何らかのドレスアップがされてたりと、地域性の違いがあって面白い。

東北でのイベントなのに、遠くは旭川ナンバーやボクを含めて関東圏ナンバーのクルマもチラホラ。ソアラ/レパード/鉄仮面と呼ばれたR30スカイライン/GX71系マークⅡなどの王道は、どの地方でも人気があるみたい。

その一方で初代FFファミリアのセダンだとか、ローレルスピリットなんていうレアなクルマもあったりする。車種限定のワンメイクな集まりもマニアックで面白いけど、テッパンからレア車まで色んなクルマが集まるイベントも、バラエティーに富んでて飽きることがない。来場者、それぞれが楽しいオトナの日を満喫したことだろう。

旧車オーナーにアドバンHFタイプDの印象を聞いてみた

竹田佳史サンは、旭川からマーチスーパーターボで参加。もう1台、シティターボⅡも所有してて、185/60R13という、今ではほとんどないサイズがHF-Dにはラインアップされていることもあり、是非ともシティに履かせたいとのコト。

店頭販売があったり、マーチスーパーターボ用のサイズもあればウレシイな・・・とも。ついでにGTスペシャルなんかも復刻してくれれば、なんて意見を頂きました。

画像: マーチスーパーターボのオーナーである竹田佳史さん。「185/60R13サイズって、今だとエコタイヤくらいしか選択肢がないんですよ。だからアドバンHFタイプDは注目していました」

マーチスーパーターボのオーナーである竹田佳史さん。「185/60R13サイズって、今だとエコタイヤくらいしか選択肢がないんですよ。だからアドバンHFタイプDは注目していました」

山田節子サンは、シティターボⅡとシティカブリオレを所有。ターボⅡはインチアップしちゃったけど、カブリオレには185/60R13を履いてみたいそう。レーシーなトレッドパターンが魅力的だとか。

画像: シティターボⅡとシティカブリオレのオーナー、山田節子さんもHFタイプDに興味津々。

シティターボⅡとシティカブリオレのオーナー、山田節子さんもHFタイプDに興味津々。

他の方々からは、スポーツ系のクルマには似合うけど、そうじゃないセダン系の車種にはどうなんだろう? とか、価格がもう少し安いといいな・・・という感想も。見た目は当時モノでも、中身は最新の、復刻版アドバンHFタイプ-D、旧車オーナーはやはり興味津々なのだ。

会場で見つけた「レアな1台」

画像: カラーリングも、荷台に袈装したワンオフとも思われるキャビンもオシャレなダイハツミゼット。大胆でセンス溢れる改造が、とても素敵だ。

カラーリングも、荷台に袈装したワンオフとも思われるキャビンもオシャレなダイハツミゼット。大胆でセンス溢れる改造が、とても素敵だ。

画像: レオーネバンだと思ってたら、何かが違う…。フロントグリルには、いすゞのエンブレムが輝く。当時、OEM供給されていたジェミネット。地方には、こんなのがあったりするから面白い。

レオーネバンだと思ってたら、何かが違う…。フロントグリルには、いすゞのエンブレムが輝く。当時、OEM供給されていたジェミネット。地方には、こんなのがあったりするから面白い。

画像: マツダ最大のヒット作、初代FFファミリアも今じゃほとんど見られない。ハッチバックじゃなくて、初期型のセダンてのが珍しい。兄弟車のフォードレーザーも見てみたい!

マツダ最大のヒット作、初代FFファミリアも今じゃほとんど見られない。ハッチバックじゃなくて、初期型のセダンてのが珍しい。兄弟車のフォードレーザーも見てみたい!

画像: ハードトップを装着したロードスターとRX-7ターボ。両車とも、ほぼオリジナルを保っている。この時代から、マツダのデザインはカッコ良かったと再認識。

ハードトップを装着したロードスターとRX-7ターボ。両車とも、ほぼオリジナルを保っている。この時代から、マツダのデザインはカッコ良かったと再認識。

画像: 手前にあるのは3.0GTをベースに500台限定で販売されたエアロキャビン。電動メタルトップを採用。ルーフを格納するためにトランク部が長くなって、乗車定員は2人。とても贅沢なクルマだ。

手前にあるのは3.0GTをベースに500台限定で販売されたエアロキャビン。電動メタルトップを採用。ルーフを格納するためにトランク部が長くなって、乗車定員は2人。とても贅沢なクルマだ。

画像: どのイベントでも、2代目のF31は大人気だけど、初代の2ドアは新車時から販売では苦戦したため、残存率が極めて低い。手前の1台は、さらに貴重なL28エンジンを積んだ5速MTのモデル。

どのイベントでも、2代目のF31は大人気だけど、初代の2ドアは新車時から販売では苦戦したため、残存率が極めて低い。手前の1台は、さらに貴重なL28エンジンを積んだ5速MTのモデル。

文と写真:伊藤嘉啓

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