80年代、一世を風靡した伝説のタイヤが、ヨコハマの「アドバンHDタイプD」だ。1981年の発売当時、そのグリップの高さが評判となり、スポーツカーに乗っていた人を中心にヒットした。そんなアドバンHDタイプDが2017年に復刻、その復刻版を1985年式ホンダ・CR-Xに履いてみた。今回は、2カ月7000km履いたオーナーの感想だ。
画像: 1985年式CR-XにアドバンHFタイプDを履いてみた!【その3:二カ月履いてみた感想】

良い意味で「とっても普通」

アドバンHFタイプDに履き換えてから2カ月ちょっと、だいたい7000km以上走っている。

カメラマンという仕事をしているボク。全国のサーキットにも自走で行くので、やっぱり一般的な旧車達よりは、かなり酷使してるのかもしれないなぁ。普段のアシとして近場のチョイ乗りから、チョット遠くまで行くような取材にも常に活躍してくれている。

画像: 派手なトレッドパターンだが、音も乗り心地も悪くない。けっこう「普通」に乗れてしまう。

派手なトレッドパターンだが、音も乗り心地も悪くない。けっこう「普通」に乗れてしまう。

じつはこのアドバンHFタイプD、インパクトのあるトレッドパターンからは想像しにくいけど、いい意味で『とても普通』という印象は、前回のファーストインプレッションからまったく変わらないんだ。

以前履いていたタイヤが、昨今主流の「省燃費性」を重視したエコタイヤだった。それからアドバンHFタイプDに履き換えたコトもあってか、今まではコーナーリング性能をチョット心許なく感じていたけど、同じコーナーでも安心して入っていけるのはとても良い。

画像: 新品時のトレッドパターン。ペイントは走行したのでもう落ちている。

新品時のトレッドパターン。ペイントは走行したのでもう落ちている。

旧車ミーティングでは注目のマト

そして、同年代のクルマが集まるような、いわゆる「旧車ミーティング」に出かければ、前回の記事を読んでくれた人たちから『昔、憧れたタイヤなんで履いてみたいんですけど、どうですか?』と話しかけられることも多い。それだけ、当時このタイヤが人気だったんだよね。

彼のクルマも、ボクと同じ年式の同じCR-X。『やっぱり、トレッドパターンもサイドウォールもカッコいいですよね』と続ける彼に『当時と違ってハイグリップじゃないし、雨でも安心だからね。ボディのヤワなCR-Xにも大きな負担にはならないし、乗り心地も悪くないから普段履くにはいいんじゃないですか』と答えておいた。

画像: 同じCR-Xオーナーから声をかけられ、アドバンHFタイプDの乗り味を聞かれた。興味あり!

同じCR-Xオーナーから声をかけられ、アドバンHFタイプDの乗り味を聞かれた。興味あり!

このタイヤは。旧車での日常ユースはもちろんだけど、このグリップ感ならば、ミニサーキットでのチョットした走行会くらいなら、十分に楽しめるんじゃないかなと思う。本気でサーキットを走ったり、ジムカーナ等の競技でコンマ1秒を削り取るには、もっと用途にあったハイパフォーマンスなタイヤがあるんだから、そっちを選択すればいいんだし。

チョットくたびれたボディや、駆動系に大きなストレスを掛けずに、いい塩梅でスポーツドライビングが楽しめるのが、このタイヤの大きな魅力なんじゃないかな。さらに見た目が、あの時代のクルマ達にマッチしてて良いんだよね。

■文と写真:伊藤嘉啓

画像: いま、80〜90年代を中心とした「NEO」旧車のイベントが全国各地で開催され人気となっている。

いま、80〜90年代を中心とした「NEO」旧車のイベントが全国各地で開催され人気となっている。

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