2018年8月23日BMWは、2シリーズクーペをベースとしたハイエンドスポーツモデルM2クーペを、M2コンペティションにグレードアップさせた。

兄貴分「M4」のシステムを搭載して、大幅なパワーアップを実現

BMW M2クーペは全長4475mm、全幅1855mmと、Mモデルの中でもっともコンパクトなサイズ。3L 直6DOHCターボエンジンを搭載し、サスペンションやシャシなどボディ強化を徹底的に施されたハイパフォーマンスモデルだ。また、7速DCTのほかに6速MTを用意するのも特徴のひとつ。

このM2クーペの名称にコンペティションが追加され、「M2 コンペティション」となって登場した。実はこのワード、M3やM4にも設定されているもので、エンジンパワーを増強しサーキットで本領を発揮するための専用装備をいくつも与えられたモデルだ。

画像: 左右のキドニーグリルが隣接するようにデザインを変更されたM2コンペティション。

左右のキドニーグリルが隣接するようにデザインを変更されたM2コンペティション。

M2コンペティションにも同様の改良が加えられた。

まずエンジンにBMW M4と同等の冷却システムを採用され、ラジエーターやオイルクーラーを追加。3L 直6ターボエンジンは最高出力410ps/5250-7000rpm、最大トルク550Nm/2350-5200rpmにまで高められた。この数値を従来モデルの370ps/465Nmと比較すると、実に40ps/85Nmもパワーアップしていることになる。

画像: 排気量や気筒数に変更はないものの、エンジン型式は従来の「N55B30A型」から「S55B30A」に進化。

排気量や気筒数に変更はないものの、エンジン型式は従来の「N55B30A型」から「S55B30A」に進化。

さらに、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)を使用したストラットブレイズを採用することでボディ剛性を、大径のMスポーツブレーキを装備することで制動力を強化している。ほかにもダンパーやスタビライザー、サスペンションは専用設定を施され、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)もサーキット走行に相応しいチューニングに仕上げられている。

エクステリアデザインでは、フロントバンパーやキドニーグリル、ドアミラーを一新させて空力性能を向上、大型化エアインテークで冷却性能の向上を図るなど、アグレッシブなものとなっている。

画像: M2コンペティションでは、キドニーグリルやバンパーデザインが変更されている。

M2コンペティションでは、キドニーグリルやバンパーデザインが変更されている。

また専用の19インチアルミホイールと大型ディスクブレーキ、グレーメタリック仕上げのキャリパーが存在感を際立たせる。リアに配置されたハイグロスブラック仕上げの「M2 Competition」バッジが、特別なモデルであることを強調している。

BMW M2 コンペティションの車両価格

BMW M2 コンペティション(6速MT) 873万円
BMW M2 コンペティション(7速DCT) 898万円

BMW M2 コンペティション 7速DCTの主要諸元 ※()内は6速MT

■ボディサイズ:全長4475×全幅1855×全高1410mm ■ホイールベース:2695mm ■車両重量:1630kg(1610kg) ■エンジン:S55B30A型・3L・直6DOHCターボ ■最高出力:410ps/5250-7000rpm ■最大トルク:550Nm/2350-5200rpm ■駆動方式:FR ■トランスミッション:DCT(6速MT) ■タイヤサイズ:フロント245/35R19/リア265/35R19 ■価格:898万円(873万円)

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