究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース第6戦は9月16日(日)にオーストリアのウィーナー・ノイシュタットで開催され、チェコのM.ソンカ選手が3連勝。室谷義秀選手も開幕戦以来の2位表彰台を確保した。(Photo:ⒸRed Bull Media House)

ソンカ選手はシリーズランキングの首位に

第6戦は、初の開催地となるウィーナー・ノイシュタット。オーストリアの首都ウィーンの南に位置する。決勝には約4万人のギャラリーが集まった。

画像: ウィーナー・ノイシュタットのコース上を飛ぶ室谷選手。

ウィーナー・ノイシュタットのコース上を飛ぶ室谷選手。

予選で久しぶりにポールポジションを獲得したのは室谷選手。ラウンド of 14、ラウンド of 8と順調に勝ち上がり、ファイナル4も見事なフライトを見せたが、惜しくも0.036秒差で2位に終わる。だが、復調の兆しは見せてくれた。

画像: 予選でポールポジション、久しぶりの表彰台をゲットして復調の兆しを見せた室谷選手。

予選でポールポジション、久しぶりの表彰台をゲットして復調の兆しを見せた室谷選手。

優勝したソンカ選手は、第4戦のブダペスト、第5戦のカザンに次ぐ3連勝。ついにシリーズランキングの首位に立つ。
3位はオーストラリアのM.ホール選手だった。
なお、前戦までランキング首位に立っていたアメリカのM.グーリアン選手はラウンド of 14で2秒のペナルティで敗退してしまった。

画像: 3連勝でシリーズランキングの首位に立ったソンカ選手。

3連勝でシリーズランキングの首位に立ったソンカ選手。

画像: 3位に入賞したホール選手。

3位に入賞したホール選手。

2018シーズンは2戦を残し、ソンカ選手のあとはホール選手、グーリアン選手と続く。室谷選手も4位に浮上したが、残り2戦を連勝してソンカ選手がノーポイントだと同ポイントになるが勝利数で及ばない。したがって、室谷選手の年間総合連覇は残念ながら不可能になった。

画像: 左から室谷選手、ソンカ選手、ホール選手。

左から室谷選手、ソンカ選手、ホール選手。

だが、エアレースは来年以降も続いていく。
「今年は優勝に届かないとしても、まだ来年もあるし、今年にしても、総合3位にはギリギリ届く可能性がある。もちろん、3位のグーリアンとは21ポイント差があるので、けっこうキツいとは思いますが、レースは何が起きるか分からないし。ずっとチャンピオンになると言い続けてきて、連覇を逃したら腐ってしまうのでは競技を続ける意味がない。常にその時点での適切な目標を設定して、腐らずにやるしかないですよね」と室谷選手は冷静に語った。

次戦は10月6〜7日、アメリカのインディアナポリス。
連覇は潰えた室谷選手だが、今シーズンの初優勝に期待したい。

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