10月4日〜7日に行われたWRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGBは、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が優勝、2018年シーズン4勝目を挙げた。トヨタ(トヨタ・ヤリスWRC)のヤリ-マティ・ラトバラが2位、エサペッカ・ラッピも3位に入った。

トヨタがリードをさらに拡大

WRC第11戦ラリーGBに3台のトヨタ・ヤリスWRCを投入したTOYOTA GAZOO Racing WRTは、ヤリ-マティ・ラトバラが総合2位、エサペッカ・ラッピが総合3位とダブルポディウムを獲得する結果となった。

最終日を迎えてトップのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)と4.4秒差の総合2番手につけていたラトバラは、デイ4でギャップを短縮したものの逆転はならなかったが、チームメイトのラッピは後続を大きく引き離して3位を獲得。ラリーフィンランドから続くチームのダブルポディウムを実現した。

ラトバラとラッピが揃って表彰台を獲得したことで、トヨタはマニュファクチャラーズランキングでのリードをさらに拡大。ランキング2位のヒュンダイとの差を20ポイントとしている。

ドライバーズランキングではオット・タナックがトップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)と21ポイント差の3位につけている。ラジエータートラブルでデイリタイアしたタナクはデイ4に出走。ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではステージ2位に入り、ドライバーズランキングで貴重な4ポイントを獲得している。最終リザルトは総合19位だった。

2018年のWRCは残り2戦。次戦第12戦は10月25〜28日にスペインで行われるラリー・カタルーニャ。

画像: WRC第11戦ラリーGBの表彰台。優勝はセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)。

WRC第11戦ラリーGBの表彰台。優勝はセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)。

2018WRC第11戦ラリーGB 結果

優勝 1 S.オジエ フォード・フィエスタWRC
2位 7 J.ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC
3位 9 E.ラッピ トヨタ・ヤリスWRC
4位 11 C.ブリーン シトロエンC3 WRC
5位 5 T.ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC
6位 4 A.ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC
7位 6 H.パッドン ヒュンダイi20クーペWR
8位 10 M.オストベルグ シトロエンC3 WRC
9位 36 K.ロバンペッラ(WRC2) シュコダ・ファビアR5
10位 1 P.ティデマンド(WRC2) シュコダ・ファビアR5

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