長期テスト車として導入されたメガーヌ スポーツツアラーGT。走りに関してのレポートは何回かお届けしてきたが、本来のワゴンとしての使い勝手を考察しておこう。

カーゴスペースは広ければOK!ってわけじゃない。

昔からヨーロッパ車にはワゴンを設定しているモデルは多い。
フランス車でも、小型車はハッチバックが多いけれど、Cセグメント以上ならボディ後半を延ばしてカーゴスペースを拡大させたワゴンが人気だ。

画像: アルピーヌA110の試乗会場で。これだけルノー車が並んで駐まっている光景って、めったに見られない?

アルピーヌA110の試乗会場で。これだけルノー車が並んで駐まっている光景って、めったに見られない?

5ドアハッチバックのメガーヌより全長は240mm、ホイールベースも40mm延長してカーゴスペースを拡大。フル乗車時でもカーゴスペース容量は580L(ハッチバックは434L)と、クラストップレベルの広さを誇る。
イージーフォールディングハンドルで荷室側からリアシートバックを全倒すると、なんと1695L!のフラットな空間が出現する。これはEセグメントのBMW5シリーズ・ワゴンやアウディA6アバントをも上回る広さなのだ。

画像: 荷室側に備わるイージーフォールディングハンドル。

荷室側に備わるイージーフォールディングハンドル。

しかも、2枚のラゲッジボードでカーゴスペースを上下や前後に分割して、さまざまな大きさの荷物を収納できる。荷物を日差しから守るソフトトノカバー、袋状の荷物のつり下げに役立つラゲッジフック、アウトドアで活躍する12V電源ソケットなども装備する。

画像: リアシートバックをたたまなくても、カメラマンの機材を余裕で積み込む。

リアシートバックをたたまなくても、カメラマンの機材を余裕で積み込む。

実際、取材用のカメラカー&機材車として、カメラバッグや三脚、脚立などの撮影機材を積み込むとき、リアシートバックをたたまなくてもスペースは余裕たっぷり。
また、休日には買い物の足としても使ってみた。カーゴスペースが広すぎると、積んだ荷物がカーゴスペースの中でゴロゴロ転がってしまいがちだが、ラゲッジボードで仕切れば大丈夫!
カーゴスペースは広い方がいいけれど、広ければ良いってわけじゃない。そういう意味では、メガーヌ スポーツツアラーGTの使い勝手はきわめて高い。

走りの良さは以前にもお伝えしたとおり。
最近は高速での移動が多かったせいか、燃費は15km/L以上を記録している。
街中で使いやすいサイズで、たくさん荷物が積めて使い勝手が高く、装備も充実していて、走りも楽しめて、スタイリッシュで、他人より少しだけ目立ちたい…なんてワゴンをお探しなら、メガーヌ スポーツツアラーGTはオススメですよ!
(文:篠原政明)

メガーヌ・スポーツツアラーGT 主要諸元

●全長×全幅×全高=4635×1815×1450mm 
●ホイールベース=2710mm 
●車両重量=1480kg 
●エンジン=直4DOHCターボ 
●排気量=1618cc 
●最高出力=205ps/6000rpm 
●最大トルク=280Nm/2400rpm 
●トランスミッション=7速DCT(EDC) 
●駆動方式=FF 
●車両価格=359万9000円(税込み)

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