メルセデス・ベンツのスポーツコンパクト、Aクラスが4代目にフルモデルチェンジされた。今回の最大の目玉は、新開発の対話型インフォテイメントシステム「MBUX」を搭載したことだ。(タイトル写真は右から、MBJの上野社長、Aクラスの開発プロジェクトリーダーのゾルケ氏、MBUX担当マネージャーのキーファー氏)

「ハイ、メルセデス!」と話しかければクルマが応える!?

MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)の最大の特長のひとつが人工知能による学習機能で、特定のユーザーに対する個別対応能力を備えていることだ。

「ハイ、メルセデス!」をキーワードとして、カーナビ、電話、ミュージック、メッセージ入力・読み上げ、クライメートコントロールなどに対応する。もちろん、タッチスクリーンでも操作は可能だ。

画像: MBUXは、音声入力でもタッチスクリーンでも、操作は可能だ。

MBUXは、音声入力でもタッチスクリーンでも、操作は可能だ。

エクステリアは、少しロー&ワイド風な先代のスタイルを踏襲しているが、よりサイズやプロポーションを最適化している。日本仕様ではLEDヘッドランプが標準装備となり、マルチビームもオプション設定されている。

ボディは高剛性化され、NVHにも優れて、プレミアムな走りが可能になったという。ホイールやタイヤの空力も考慮して、Cd値はセグメントトップの0.25。

画像: 従来型とプロポーションは似ているが、ボンネットは低められるなどスタイルは一新。

従来型とプロポーションは似ているが、ボンネットは低められるなどスタイルは一新。

インテリアは従来のデザインを一新。クラスター上方のカウルが廃止され、ダッシュボード本体はフロントウインドーの下いっぱいに続いている。オンダッシュのワイドスクリーンディスプレイや、タービンを想わせるエアアウトレットも目をひく。室内スペースは前後とも従来型より拡大され、ラゲッジスペースも従来型より29L広い370Lとなった。

画像: リアコンビランプはゲートで2分割されるタイプを採用している。

リアコンビランプはゲートで2分割されるタイプを採用している。

日本仕様のパワーユニットは、1.33Lの直4直噴ターボのみ。従来型の1.6Lより排気量はダウンしているが、最高出力は14psアップされている。組み合わされるミッションも7速DCTのみ、駆動方式もFFのみだ。

画像: A180スタイルのインテリア。シート地はファブリックと人工レザーのコンビ。

A180スタイルのインテリア。シート地はファブリックと人工レザーのコンビ。

安全運転支援システムは、Sクラスと同等のシステムをオプション設定している。グレードは、エントリーモデルのA180と、装備を充実させたA180スタイル、そして発表記念の特別仕様車「A180 エディション1」の3車種。

価格は、A180が322万円、A180スタイルが362万円、そしてA180 エディション1が479万円。(すべて税込み)

メルセデス・ベンツ A180 主要諸元

全長×全幅×全高:4419×1796×1423mm
ホイールベース:2729mm
重量:未発表
エンジン:直4DOHCターボ・1332cc
最高出力:100kW[136ps]/5500rpm
最大トルク:200Nm[20.4kgm]/1460rpm
ミッション:7速DCT
駆動方式:横置きFF
JC08モード燃費:未発表
燃料・タンク容量:プレミアム・43L
タイヤサイズ:205/60R16
価格:322万円

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