アルヴィス(ALVIS)という英国の高級車を知っている人は決して多くはないだろう。実は1950年年代から明治モータースという会社が日本へ輸入していたが、1963年にその業務を終了してしまった。そして、アルヴィス自体も1967年に量産車の生産を停止した。それが2017年に「コンティニュエーションシリーズ」として限定生産すると発表され、さらに本日、日本へ再導入されることが発表されたのだ。

全6モデルを導入

今回、アルヴィスを扱うのは、かつて導入していた明治モータース関連会社の明治産業。同社は自動車部品の専門商社で今年、創業85年を迎えた。その85周年をきっかけに社史を見直していくうちに、過去にアルヴィスを扱っていたことがクローズアップされてきたという。

画像: 右から明治産業の竹内眞哉社長、イギリス大使館のクリスヘファー氏、アルヴィスのアラン・ストート会長。クルマは1937年型アルヴィス4.3リッター ヴァンデン・プラス・ツアラーでレストア車。

右から明治産業の竹内眞哉社長、イギリス大使館のクリスヘファー氏、アルヴィスのアラン・ストート会長。クルマは1937年型アルヴィス4.3リッター ヴァンデン・プラス・ツアラーでレストア車。

画像: 内外装ともに完璧にレストアされていたヴァンデン・プラス・ツアラー。

内外装ともに完璧にレストアされていたヴァンデン・プラス・ツアラー。

そして、日本への再導入を決断することになった。明治産業の竹内眞哉社長は「自動運転化などで自動車そのものが高度化していく中、タイムトラベルしてきたかのようなアルヴィスを再導入することで、新しい自動車の楽しみ方をお客様に提供できると考えています」、さらに「今後はアルヴィスだけではなく、他のクルマの輸入についても勉強したい」と語る。

画像: 1965年型アルヴィスTE21 サルーン・バイ・パーク・ウォードのレストア車。

1965年型アルヴィスTE21 サルーン・バイ・パーク・ウォードのレストア車。

また、アルヴィス カー カンパニーのアラン・ストート会長は「以前に取引のあった明治産業と再び仕事ができることは古い友人と再会したようで非常に喜ばしく思います」とコメントした。

さて販売されるのは4387ccの直6エンジンを搭載する4.3リッターシリーズと2933cc直6エンジンを搭載する3リッターシリーズが3モデルずつで価格は以下のとおり。各モデルともに限定25台となる。また、12月にはアルヴィス ショールーム(東京都港区港南2-12-23 1F)がオープンする予定だ。

4.3リッターシリーズ参考価格

ヴァンデン・プラス・ツアラー:41万ポンド(約6000万円)〜
ベルトーリ・スポーツ・クーペ:46万ポンド(約6700万円)〜
ランスフィールド・コンシールド・フード:48万ポンド(約7000万円)〜

3リッターシリーズ参考価格

グラバー・スーパー・クーペ:37万ポンド(約5400万円)〜
グラバー・スーパー・カブリオレ:39万ポンド(約5700万円)〜
パーク・ウォード・ドロップ・ヘッド・クーペ:28万ポンド(約4100万円)〜
※参考価格はイギリス渡しの場合

画像: 12月にオープン予定のショールーム。

12月にオープン予定のショールーム。

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