究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの2018年シーズン最終戦が11月28日にアメリカ テキサス州のフォートワースで開催され、M.ソンカ選手(チェコ)が優勝してワールドチャンピオンも獲得した。室屋選手は5位に終わり、総合順位も5位で今シーズンを終えた。

三つどもえの戦いからチャンピオンが決定!

最終戦を前にしたポイントは、M.グーリアン選手(アメリカ)が70、ソンカ選手が65、そしてM.ホール選手(オーストラリア)が63と、ワールドチャンピオンは三つどもえの戦いとなっていた。
3選手とも決勝1回戦のラウンド・オブ 14は危なげなく勝ち進む。2回戦のラウンド・オブ 8ではグーリアン選手とソンカ選手の対戦となり、グーリアン選手は2度のペナルティで8位に終わり、チャンピオンは絶望的に。ホール選手は決勝のファイナル4へ進出。

画像: コースはテキサス・モーター・スピードウェイのトラック上に設置された。

コースはテキサス・モーター・スピードウェイのトラック上に設置された。

そしてファイナル4では最終フライトのソンカ選手がベストタイムを叩き出し、優勝とともに2018年シーズンのワールドチャンピオンを獲得した。

レース後、ソンカ選手は「私のスポーツにおける最大の成果を得ることができた。チェコのファンの皆さんには楽しんでいただけたと思う。最後のフライトの前は、できるだけ頭の中をクリアにすることに努めた。マット(ホール選手)が良いタイムを出したことは聞いていたので、ペナルティやミスを犯すことなくハードにプッシュする必要があることはわかっていた。それを実現できて、これ以上の喜びはありません」と語った。

画像: 見事にワールドチャンピオンを獲得したソンカ選手。

見事にワールドチャンピオンを獲得したソンカ選手。

今シーズンの初優勝を最終戦で!と期待された室屋選手だったが、決勝2回戦のラウンド・オブ 8でC.チャンブリス選手(アメリカ)に惜しくも敗れ、5位に終わる。

レース後、室屋選手は「対戦相手のカービー(チャンブリス選手)が本当に信じられないようなスーパーラップで飛んだので負けましたけれど、今回はラウンド・オブ 14と8で非常に良いクオリティの満足いくフライトができました。2018年を振り返ると難しいシーズンでした。レースを展開していく上で、リズムがうまく取れなかったというのが総括です。ただ、機体のタイムと全体のセットアップは非常に良く、2019年に向けて出来上がっていると思うので、来シーズンは1レースずつていねいにポイントを積み重ねて行ければと思います」と語った。

画像: 最終戦も5位に終わった室屋選手。来シーズンの巻き返しに期待しよう。

最終戦も5位に終わった室屋選手。来シーズンの巻き返しに期待しよう。

最終戦の結果は、1位がソンカ選手、2位がホール選手、3位がチャンブリス選手。

2018年シーズンのランキングは、ワールドチャンピオンはソンカ選手、2位はホール選手、3位はグーリアン選手となり、室屋選手は5位に終わった。

2019年シーズンこそ、室屋選手の巻き返しに期待しよう。

画像: 最終戦の表彰台に上がった3名。写真左からホール選手、ソンカ選手、チャンブリス選手。

最終戦の表彰台に上がった3名。写真左からホール選手、ソンカ選手、チャンブリス選手。

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