ずいぶん前からウワサにはのぼっていたヴェゼルの「ターボバージョン」。去る12月1日(日本時間)、ついに英国ホンダが正式に発表し、その存在と発売時期が明らかになった。182psの1.5リッターVTECターボを搭載したこの過激なコンパクトSUVは、日本では2019年早春に発売されるだろう。
画像: 控えめながら、他のグレードとは一線を画す専用装備が随所に。LEDのヘッドランプも

控えめながら、他のグレードとは一線を画す専用装備が随所に。LEDのヘッドランプも

今回、その存在を正式にアナウンスしたのは英国ホンダ。2019年モデルとして1.5リットルのVTEC TURBOガソリンエンジンを搭載した新グレード「HR-V Sport」を追加発売することを明らかにした。

注目のターボエンジンは、日本ではシビックハッチバックでもおなじみのL15C型。スペックはシビックと同じく最高出力は134kW[182ps]、最大トルクは240Nm[24.5kgm]。使用燃料はハイオクとなっている。トランスミッションは6速MTとCVTの選択が可能だ。ちなみに最大トルク発生回転数は、6速MT車が1,900rpm〜5,000rpm、CVT車は1,700rpm〜5,500rpm(ただしCVT車の最大トルクは220Nmとやや少なめなようだ)。

ハイパワーユニットの搭載にあたっては、ボディ剛性、サスペンションまわり、ステアリング特性を全て見直し、新たに開発された「Performance Damper」テクノロジーを積極的に導入し、素早いS字の切り返しや直進安定性までも基本性能を大幅に向上しているとのこと。加えて専用セッティングの「可変比電力アシスト・ラックアンドピニオン」を採用し、手応えのダイレクトなステアリング特性を実現した。

画像: デュアルエキゾーストを採用。よく見ればリアバンパーの形状も専用デザインだ。

デュアルエキゾーストを採用。よく見ればリアバンパーの形状も専用デザインだ。

内外装の変更は控えめながら、専用の黒いハニカム仕様のフロントグリルのほか、フロントスプリッター、サイドスカート、ホイールアーチモールディング、さらにアグレッシブなリアバンパーなど、ダイナミックなスタイリング要素で構成されている。さらに、ブラック・ドア・ミラー・キャップ、デュアル・エキゾースト・パイプ、18インチ・アルミホイールなどで他グレードと差別化している。

ちなみに英国での生産は2019年早々から。現地ユーザーの手に渡るのは春先からとアナウンスされている。日本でもほぼ同時期に発売されると思われる。12月中旬には日本仕様の情報が一部公開されるだろう。

画像: クラス最速は間違いなし! 足回りを中心にシャシも専用チューニングされているようだ。

クラス最速は間違いなし! 足回りを中心にシャシも専用チューニングされているようだ。

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