平成最後の年末年始となるこの時期に、平成の初期を彩ったクルマたちを振り返る10回にわたる連載企画。平成1年から10年まで、その時代の出来事を思い出しながら、各年10台のクルマを紹介する。今日は平成8年にフォーカス!

RV、ミニバンの時代が始まる

平成8年は羽生善治が史上初となる将棋タイトル七冠を独占した年だ。米大リーグでは前年に新人王となった野茂英雄投手がノーヒットノーランを達成している。また、“Yahoo! JAPAN”がサービスを開始したのがこの年で、いよいよインターネットが本格的に普及し始めた。そして、クルマ関連では定期点検の6カ月点検義務づけが廃止されたことがトピックだろう。国産乗用車のニューモデルは31台(自工会発表資料)だった。

平成8年の主な出来事

・民主党が誕生
・東京ビッグサイトが開場
・ペルー日本大使館公邸人質事件
・「O-157」による食中毒が各地で発生
・CSデジタル放送「パーフェクTV」開局
・東京三菱銀行発足
・イギリスで狂牛病発生
・音楽 名もなき誌(Mr.Chirdren)
・TV ロングバケーション
・流行語 アムラー、オヤジ狩り

ホンダ レジェンド

画像: 3代目となるKA9型レジェンドはクーペを廃止しセダンのみの設定となった。この時代、ラグジュアリーモデルのクーペは徐々に姿を消していったがレジェンドも例外ではなかった。搭載エンジンは3.5LのV6で駆動方式はもちろんFF。

3代目となるKA9型レジェンドはクーペを廃止しセダンのみの設定となった。この時代、ラグジュアリーモデルのクーペは徐々に姿を消していったがレジェンドも例外ではなかった。搭載エンジンは3.5LのV6で駆動方式はもちろんFF。

ダイハツ ミゼットⅡ

画像: かつて存在したミゼットは3輪軽貨物車だったが、これはスタイリングイメージを継承した4輪軽貨物車だ。この斬新なスタイリングで人気と也、貨物車としてではなく、乗用車としてのニーズもあった。

かつて存在したミゼットは3輪軽貨物車だったが、これはスタイリングイメージを継承した4輪軽貨物車だ。この斬新なスタイリングで人気と也、貨物車としてではなく、乗用車としてのニーズもあった。

ホンダ ステップワゴン

画像: 前年のオデッセイで始まったホンダ“クリエイティブムーバー”の第3弾が初代ステップワゴン。実用性が高くお買い得感もあり、すぐに人気モデルとなった。以後、ホンダの屋台骨を支えるモデルとなったのはご存じのとおりだ。

前年のオデッセイで始まったホンダ“クリエイティブムーバー”の第3弾が初代ステップワゴン。実用性が高くお買い得感もあり、すぐに人気モデルとなった。以後、ホンダの屋台骨を支えるモデルとなったのはご存じのとおりだ。

日産 ウイングロード

画像: サニーカリフォルニアとADワゴンを統合して登場してきたのがウイングロード。このコンパクトなステーションワゴンは折からのアウトブームということもあり、一定の人気は得た。

サニーカリフォルニアとADワゴンを統合して登場してきたのがウイングロード。このコンパクトなステーションワゴンは折からのアウトブームということもあり、一定の人気は得た。

日産 シーマ

画像: TY33型シーマは3代目となるモデルだ。全長は5mに迫り、全幅は1.8mを超えるなどボディは大型化して全体の迫力は従来モデルよりかなり増した。エンジンは従来と同じ4.1LのV8と新しくなった3LのV6,VQ30DETを搭載した。

TY33型シーマは3代目となるモデルだ。全長は5mに迫り、全幅は1.8mを超えるなどボディは大型化して全体の迫力は従来モデルよりかなり増した。エンジンは従来と同じ4.1LのV8と新しくなった3LのV6,VQ30DETを搭載した。

三菱 ギャラン

画像: 三菱の伝統あるブランド、ギャランの8代目がデビューしたのが平成8年。世界で初めて量産車にGDI(直憤エンジン)を搭載したことが話題となった。また、最高出力280psのVR-4も設定されていた。

三菱の伝統あるブランド、ギャランの8代目がデビューしたのが平成8年。世界で初めて量産車にGDI(直憤エンジン)を搭載したことが話題となった。また、最高出力280psのVR-4も設定されていた。

日産 ステージア

画像: ローレルのプラットフォームを使ったLクラスのステーションワゴン専用車。280psのRB26DETTエンジン搭載車を設定するなどで、スポーツイメージを高めたことなどもあり人気を呼んだ。(写真はマイナーチェンジ後の25t RS FOUR)

ローレルのプラットフォームを使ったLクラスのステーションワゴン専用車。280psのRB26DETTエンジン搭載車を設定するなどで、スポーツイメージを高めたことなどもあり人気を呼んだ。(写真はマイナーチェンジ後の25t RS FOUR)

ホンダ プレリュード

画像: かつて一世を風靡したスペシャリティカー、プレリュードの最終型となるのがこの5代目だ。スタイリッシュなボディに220psの2.2L VTECを搭載するなど実力は高かったが、市場全体のクーペ需要低迷には打ち勝てなかった。

かつて一世を風靡したスペシャリティカー、プレリュードの最終型となるのがこの5代目だ。スタイリッシュなボディに220psの2.2L VTECを搭載するなど実力は高かったが、市場全体のクーペ需要低迷には打ち勝てなかった。

ホンダ S-MX

画像: ステップワゴンに続くクリエイティブムーバーの第4弾だが、当時の若者はS-MXをミニバンというよりも、新たなデートカーと見立てた。フロントベンチシートも受けた。一時期は中古車市場でプレミアムがつくほどの高人気になった。

ステップワゴンに続くクリエイティブムーバーの第4弾だが、当時の若者はS-MXをミニバンというよりも、新たなデートカーと見立てた。フロントベンチシートも受けた。一時期は中古車市場でプレミアムがつくほどの高人気になった。

トヨタ カムリグラシア

画像: 平成6年デビューのV40型カムリと並行して販売されたカムリグラシアは、セプターとV6エンジンを搭載するカムリプロミネントの後継モデルだ。セダンとステーションワゴンがあり、どちらも洗練されたスタイルで評判はよかった。

平成6年デビューのV40型カムリと並行して販売されたカムリグラシアは、セプターとV6エンジンを搭載するカムリプロミネントの後継モデルだ。セダンとステーションワゴンがあり、どちらも洗練されたスタイルで評判はよかった。

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