2019年1月26日、WRC第1戦ラリー・モンテカルロ デイ3が行われ、シトロエンのセバスチャン・オジェがトップを死守。ヒュンダイのティエリー・ヌーヴルとの差はわずか4.3秒。トヨタは4-5-6位に浮上した。

シトロエンのオジェとヒュンダイのヌーヴルの差は4.3秒に

ラリー・モンテカルロ デイ3に設定されたSSは、29.82kmと16.87kmの2本を各2回走行する計93.38km。この日も天気に恵まれたが、気温は1日を通して低く、山岳地帯のステージは大部分がドライ路面ながら雪やアイスバーンも多く、難しい路面コンディションでの戦いとななった。

ヌーヴルと2秒差でスタートした首位オジェが、最初のステージでヌーヴルとの差を5.6秒に広げる。しかし、続くSSではヌーヴルがリードを再び詰めるなど激しい戦いを展開。結局、ふたりの差は大きく変わることなく、最終日デイ4をわずか4.3秒差で迎えることになった。

一方、3番手でスタートしたヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンが最初のSSでクラッシュしリタイア。かわって3番手争いに浮上したのが、ヒュンダイのセバスチャン・ローヴ、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラだった。優勝争いを繰り広げるふたりを2分ほどの遅れで追う展開となっている。

トヨタでは、デイ2でパンクを喫し7位に順位を落としたタナックが、デイ3すべてのSSでベストタイムを記録し5位まで順位を回復。タナックと同様、デイ2でパンクにより大きく遅れていたミークも、SS10を除く3本のステージでタナックに迫るセカンドベストタイムをマークし、6位にポジションを上げている。

なお、フォードのエルフィン・エバンスとシトロエンのエサペッカ・ラッピはリタイア。ラリーはいよいよ激しさを増してきた。

ラリー・モンテカルロ デイ4最終日(1月27日)はチュリニ峠を越えるモンテカルロ伝統のステージが設定されている。

画像: ベストタイムを連発して5位に浮上したオィット・タナック(トヨタ)。優勝争いは難しいが、3位表彰台を狙う。

ベストタイムを連発して5位に浮上したオィット・タナック(トヨタ)。優勝争いは難しいが、3位表彰台を狙う。

2019WRC第1戦ラリー・モンテカルロ  デイ3終了時暫定結果 速報

1位 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 2h38m30.0s
2位 ティエリー・ヌーヴル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +4.3s
3位 セバスチャン・ローヴ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m58.7s
4位 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m01.0s
5位 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2m16.0s
6位 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +5m26.8s
7位 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ WRC) +10m12.0s
8位 ヨアン・ボナート/ベンジャミン・ボウルード(シトロエン C3 R5) +11m43.4s
9位 ステファン・サラザン/ジャック-ジュリアン・レヌッチ(ヒュンダイ i20 R5) +12m16.0s
10位 ギヨーム・ド・メヴィウス/マーティン・ヴェイダーク(シトロエン C3 R5) +13m07.0s

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