究極の3次元モータースポーツ、レッドブル・エアレースの2019シーズン開幕戦は2月8日(金)・9日(土)にアブダビ(UAE)で開催され、室屋義秀選手が予選1位の勢いのまま決勝レースでも優勝。幸先の良いスタートを切った。

優勝した室屋選手と2位ソンカ選手との差は、わずか1000分の3秒!

画像: アブダビの高層ビル群を望む海上に設営されたコース。

アブダビの高層ビル群を望む海上に設営されたコース。

8日の予選で1位を獲得した室屋選手は、今シーズンからの新ルールで3ポイントを手堅く獲得。最大のライバルで2018シーズンのチャンピオンであるM.ソンカ選手(チェコ)は、予選4位でポイントは獲得できず。

画像: アブダビ大会のコース図。いちばん右、ゲート7(2周目はゲート14)のターンでペナルティを加算される選手が多かった。

アブダビ大会のコース図。いちばん右、ゲート7(2周目はゲート14)のターンでペナルティを加算される選手が多かった。

9日の決勝。室屋選手、ソンカ選手とも1回戦のラウンド of 14、2回戦のラウンド of 8を手堅く勝ち上がる。

そしてファイナル4。最初に飛んだ室屋選手はノーペナルティでタイムは53秒780。最後に飛んだソンカ選手は1000分の3秒及ばず、室屋選手の優勝が決定した。

このタイム差は、レッドブル・エアレース史上最少の差だ。3位はM.グーリアン選手(アメリカ)。

画像: 久しぶりに優勝した室屋選手と愛機 Edge 540 V3。

久しぶりに優勝した室屋選手と愛機 Edge 540 V3。

レース後、室屋選手は「フリープラクティス1からファイナルまで⾮常に安定して⾶べていたので、それで予選も⾸位で3ポイント取ることができましたし、ファイナルもギリギリでしたけど勝ち抜くことができ、最終的に最⼤28ポイントを獲得できたとので⾮常に良いスタートを切れたと思います。2017年の最終戦から今まで1年以上勝ちがなく、1位は⾮常にハッピーなんですけど、2位だとどうしても『こうしたら勝てた』『ああしたら勝てたんじゃないか?』という思いが出てくるので、1位は別格ですね。今はこの1位を味わいたいと思います」と語った。

画像: 決勝レースでは1000分の3秒(距離にすると30cmくらい!?)室屋選手に及ばなかったソンカ選手。

決勝レースでは1000分の3秒(距離にすると30cmくらい!?)室屋選手に及ばなかったソンカ選手。

この結果、室屋選手は優勝の25ポイント+予選1位の3ポイントで28ポイントを獲得。ソンカ選手は2位の22点のみだから、6ポイントの差をつけた。未勝利だった2018シーズンに対し、今シーズンは幸先の良いスタートを切った。

次戦はヨーロッパで開催されるが、日程と場所は未定。開催地を含む詳細は、近日発表される予定だ。室屋選手が好調を維持していくことに期待しよう。(写真:ⒸRed Bull Media House)

画像: 決勝レースのフライト後、喜びいっぱいの室屋選手。

決勝レースのフライト後、喜びいっぱいの室屋選手。

This article is a sponsored article by
''.