3月17日のF1開幕戦オーストラリアGPを前に、各チームの動きが活発になってきた。ここでは、F1に参戦する有力チームを紹介していこう。

6連覇を狙う メルセデスAMG ペトロナス モータースポーツ

2014年のレギュレーション大幅改正以来、圧倒的な速さを見せつけて王者に君臨する。1.6Lターボに運動エネルギーと熱エネルギーを回収するシステムを組み合わせた新パワーユニットの開発で他チームをリード、それに合わせたシャシ開発、チーム体制づくりでも優位に立っている。

タイトル6連覇を目指す2019年シーズンは、チャンピオンのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのドライバーラインナップを前年より継続する。 チーム体制にも大きな変更はなく、チーム代表兼CEOにトト・ウォルフ、テクニカルディレクターにジェイムス・アリソン、エンジン部門責任者にアンディー・コーウェルという布陣となる。

プレシーズンテストでは目立ったタイムを出していないが、順調に周回を重ねており、開幕戦にきっちりと合わせてくることだろう。メルセデスAMGのパワーユニットの優位性は今年も続きそうで、チャンピオン候補の本命にあげられる。

Mercedes-AMG Petronas Motorsport

本拠地:バークレー、イギリス
チーム代表:トト・ウォルフ
テクニカルディレクター:ジェイムス・アリソン
2019年車両:メルセデスAMG W10
パワーユニット:メルセデス

メルセデスAMG ペトロナス モータースポーツ ドライバーラインナップ

ルイス・ハミルトン

画像: Lewis Hamilton ゼッケン:44 出身:イギリス 1985年1月7日生まれ

Lewis Hamilton ゼッケン:44 出身:イギリス 1985年1月7日生まれ

F1通算73勝、5度のチャンピオンに輝くトップドライバー。2007年にマクラーレン・メルセデスからF1デビュー、2008年に早くもチャンピオンに輝いた(アロンソが持っていた当時の最年少記録を更新)。ただドライビングの荒さを指摘されることも多く、レッドブルの台頭もあって、翌年以降、チャンピオン争いから遠ざかる。2013年にメルセデスAMG F1チームに移籍し、2014年からの黄金時代確立に貢献、自身もトップドライバーへ成長した。ディフェンディングチャンピオンとして2019年シーズンにのぞむ。アフリカ系イギリス人の父親とイングランド人の母親を持つ。

バルテリ・ボッタス

画像: Valtteri Bottas ゼッケン:77 出身:フィンランド 1989年8月28日生まれ

Valtteri Bottas ゼッケン:77 出身:フィンランド 1989年8月28日生まれ

2013年にウイリアムズからF1デビュー。マシンの戦闘力不足に悩まされたが、その速さは関係者から高く評価されていた。メルセデスAMGのニコ・ロズベルグの引退により、2017年からメルセデスAMGに移籍。ウイリアムズはメルセデスAMGのパワーユニットを使っており、チーム間での関係も深かった。チーム内ではハミルトンをサポートする立場になることも多く、チームメイトを脅かす存在にはなっていないが、時折見せる速さは現役トップクラスとされ、今年の飛躍が期待される。通算優勝回数は3回。昨年はドライバーズ部門5位。チャンピオンも狙える力を持つ。

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