2019年3月28日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)のシェイクダウンが行なわれ、トヨタのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC)がトップタイムをマークした。

トヨタ勢はトップ、3番手、5番手でシェイクダウンを完了

2019年シーズン初の本格的なターマックイベントとなるツール・ド・コルスは、コルシカ島の山岳地帯や海岸線沿いの曲がりくねった舗装路がSS(スペシャルステージ)として使用される。ツイスティなコーナーが延々と続き、エスケープゾーンが少ないため、わずかなドライビングミスが大きなアクシデントに繋がる、ハイリスクなラリーとして知られている。

ラリー初日はまずシェイクダウンから始まったが、前日までの不安定な天候から一転、地中海に浮かぶコルシカ島は朝から青空が広がっていた。

シェイクダウンステージとなった全長5.39kmのコースは完全なドライコンデョンで、各ドライバーはクルマの最終確認作業およびセットアップの微調整を行ったが、すべてのドライバーの中でトップタイムをマークしたのはクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)だった。

2番手はセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)。トヨタ勢はオィット・タナック(トヨタ・ヤリスWRC)が3番手、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は5番手につけた。

画像: シェイクダウンで全体ベストとなるタイムをマークしたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)。

シェイクダウンで全体ベストとなるタイムをマークしたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)。

シェイクダウン終了後。トップタイムをマークしたクリス・ミークは「楽しく走ることができたが、シェイクダウンのコースは距離が短く、それほど重要ではない。実際にラリー本番で走るステージはもっと距離が長くて難しいからね。このラリーは、ただ全開で走り続ければ良いわけではなく、ロングステージではいかにタイヤを労るかも考えなくてはならないし、1本のステージだけでなく、連続する数本のステージの最後までタイヤのグリップ性能を保ち続ける必要がある。フィーリングはとても良いので、良い週末になることを期待している」とコメントしている。

ラリーは28日夜のセレモニアルスタートの後、29日の朝から本格的な競技がスタート。29日のSSは6本で合計121.82km、リエゾンを含めた総走行距離は510.68kmとなる。

画像: ツール・ド・コルスは、地中海に浮かぶコルシカ島の曲がりくねった舗装路を舞台に行われる。

ツール・ド・コルスは、地中海に浮かぶコルシカ島の曲がりくねった舗装路を舞台に行われる。

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