2019年4月4日、ジープ(Jeep)ブランドを擁するFCAジャパンは、「Wrangler(ラングラー)」に「Unlimited Rubicon(アンリミテッド・ルビコン)」を追加すると発表。価格は588万6000円で、発売は2019年5月18日となる。

戻ってきた! 完売したはずのV6エンジンモデルが帰ってきた

2018年10月にフルモデルチェンジを果たした本格オフローダーのラングラー。それからおよそ半年後の2019年3月22日、早くもラングラー アンリミテッドサハラ(4ドアのV6 3.6Lモデル)の2019年モデルが完売したと発表されていた。同時に同グレードの2L直4ターボモデルが追加されたばかり。

つまり、いま日本で買えるV6の4ドアラングラーは存在しないことになっていた。ところが2019年4月4日、今度は「アンリミテッド・ルビコン」を5月18日に発売すると発表。プレスリリースにこそエンジンに関する記述はないものの、これはまぎれもない3.6L V6エンジンを搭載したモデルである。

画像: ラングラー アンリミテッド ルビコンに搭載される3.6L V6DOHCエンジンは284ps/347Nmを発生する。

ラングラー アンリミテッド ルビコンに搭載される3.6L V6DOHCエンジンは284ps/347Nmを発生する。

そもそも「ルビコン」とは、ラングラーの中でももっともスパルタンで、“最強のオフローダー”の異名を持つグレードだ。

悪路において高い駆動力を発揮する「ロックトラックフルタイム4×4システム」や、Lowレンジを備える副変速機、前後輪のデファレンシャルを直結状態にできるデフロックを装備する。さらに、フロントスタビライザーを任意で解除できる「電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム」も備える。悪路でフロントアクスルを柔軟にストロークさせることで、駆動力を高めるという。

さらに、ルビコン専用の17インチアルミホイールにマッド&テレインタイヤが組み合わされ、車体へのダメージを緩和するロックレールのサイドステップ、ブラック仕様のハードトップ&フェンダーフレア、「RUBICON」デカールなど、本格オフローダーであることをアピールするエクステリアとなってる。

インテリアには、専用のレザーシートやインストルメントパネルなどが装備される。車両価格は、588万6000円(税込)だ。

画像: ジープ ラングラーは2018年10月にフルモデルチェンジしたばかり。

ジープ ラングラーは2018年10月にフルモデルチェンジしたばかり。

ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン 主要諸元

Jeep Wrangler Unlimited Rubicon
●全長×全幅×全高:4870×1895×1850mm
●ホイールベース:3010mm
●重量:2050kg
●エンジン種類:V6 DOHC
●排気量:3604cc
●最高出力:284ps/6400rpm
●最大トルク:347Nm/4100rpm
●JC08モード燃費:9.0km/L
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:255/75R17
●価格(税込):588万6000円

画像: ラングラーの中でも最強のオフローダー「ルビコン」が導入された。ボンネットに「RUBICON」のデカール。

ラングラーの中でも最強のオフローダー「ルビコン」が導入された。ボンネットに「RUBICON」のデカール。

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