平成スポーツカー図鑑も佳境に入り、いよいよ現行型が登場することになった。今回は、モータースポーツでも活躍するレクサス RC Fだ。(ホリデーオート2019年4月号より)

5L V8の大排気量自然吸気エンジンを搭載し、サーキット走行もできる本格スポーツクーペ

「レクサス RC F(USC10型:2014年10月発売)」

画像: パフォーマンスパッケージでは、CFRPを用いた専用のボンネット、ルーフ、そしてエアロパーツや軽量鍛造アルミホイールなどを採用し、従来型比約70kgの軽量化を実現。

パフォーマンスパッケージでは、CFRPを用いた専用のボンネット、ルーフ、そしてエアロパーツや軽量鍛造アルミホイールなどを採用し、従来型比約70kgの軽量化を実現。

画像: 固定式のカーボンリアウイング、チタンマフラーなど、パフォーマンスパッケージ専用アイテムでリアビューも迫力満点。

固定式のカーボンリアウイング、チタンマフラーなど、パフォーマンスパッケージ専用アイテムでリアビューも迫力満点。

レクサスの「F」が目指しているのは「操る楽しさ」の象徴だ。その頂点に君臨するのが究極の走りを体現した「LFA」であり、現在ではその下に、この「RC F」とセダンの「GS F」が位置する。

画像: 5L V8の2UR-GSEは2019年5月のマイナーチェンジで481ps/535Nmにパワーアップし、アクセルレスポンスも向上している。

5L V8の2UR-GSEは2019年5月のマイナーチェンジで481ps/535Nmにパワーアップし、アクセルレスポンスも向上している。

RC Fは2014年10月に登場。アグレッシブな意匠と、サーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、“F”のスポーツイメージをけん引していくモデルとなる。

画像: パフォーマンスパッケージのインテリア。ステアリング&シフトノブの滑りにくいディンプル本革に施したかがり縫いステッチは専用意匠。

パフォーマンスパッケージのインテリア。ステアリング&シフトノブの滑りにくいディンプル本革に施したかがり縫いステッチは専用意匠。

ベースモデルのRCは2.5L ハイブリッドと3.5L V6のラインアップとなるが、RC FはこれまでのIS Fでも採用されていた5LのV8自然吸気エンジン2UR-GSE型を搭載する。

このエンジンはIS Fで当初、423ps/505Nmからスタートしたが、2019年5月にマイナーチェンジされたRC Fの現行型では481ps/535Nmにまでスペックを引き上げてきている。

ここで紹介している、限界域での走りを極めた高性能バージョン「パフォーマンスパッケージ」も設定された。

画像: 表皮一体発泡成形による体圧分布と最適なホールド性を実現したヘッドレスト一体のハイバックスポーツシートを採用。

表皮一体発泡成形による体圧分布と最適なホールド性を実現したヘッドレスト一体のハイバックスポーツシートを採用。

大排気量の自然吸気エンジンは扱いやすさと豪快さが同居する頼もしさを持ち合わせ、RC Fの開発テーマ「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」であることを実感させてくれる。

画像: パフォーマンスパッケージ専用の固定式カーボンリアウイングは、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立した。

パフォーマンスパッケージ専用の固定式カーボンリアウイングは、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立した。

RC F パフォーマンスパッケージ(現行型)主要諸元

●全長×全幅×全高:4710×1845×1390mm
●ホイールベース:2730mm
●重量:1720kg
●エンジン型式・種類:2UR-GSE型・V8 DOHC
●排気量:4968cc
●最高出力:481ps/7100rpm
●最大トルク:535Nm/4800rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:前255/35ZR19、後275/35ZR19
●価格:1404万円

This article is a sponsored article by
''.