STIは、スバルのモータースポーツ活動の核としてのみならず、インプレッサなどをベースに多くのコンプリートカーを世に送り出している。そんなSTIのリアルスポーツ・コンプリートを紹介していこう。

派手なエアロパーツで武装したオンロードイメージ追求モデル

300台限定! インプレッサ S201 STiバージョン(2000年4月発売)

画像: 前後の大型スポイラーなどは、ライバルのランサーエボリューションの影響も受けているようだ。

前後の大型スポイラーなどは、ライバルのランサーエボリューションの影響も受けているようだ。

それまでのSTI系モデルは、ほぼラリーを中心としたモータースポーツで活躍することを想定したモデルだったが、新たにサーキットレースでの活躍をイメージしてオンロードでのスポーツ性を追求して誕生したのが、このS201だ。限定台数は300台。

レーシングカーのように大胆だがやや荒削りなエアロパーツが、Sシリーズの黎明期を感じさせるものとして印象的だ。

画像: スポーツECUの採用と過給圧アップ、冷却効率の向上、排気系の改良などで、ノーマル+20psの300psとなった。

スポーツECUの採用と過給圧アップ、冷却効率の向上、排気系の改良などで、ノーマル+20psの300psとなった。

EJ20エンジンは、専用ECUの採用により過給圧を上げ、吸排気系を変更して、最高出力を300psにアップ。

4輪倒立式ストラットサスペンションは車高調整式を採用し、フロントのラテラルリンク、リアのトレーリングリンクはピロボール化している。フロントデフはヘリカルLSDを組み込んでいる。120mm大口径のテールパイプ、拡大されたボンネットのエアスクープなども目につく。

画像: インストルメントパネルやメーターパネルには、ブルーメタリックのアレンジが施された。アルミ製スポーツペダルも採用している。

インストルメントパネルやメーターパネルには、ブルーメタリックのアレンジが施された。アルミ製スポーツペダルも採用している。

STIコンプリート図鑑のバックナンバー

インプレッサ S201 STiバージョン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4375×1690×1405mm
●ホイールベース:2520mm
●重量:1270kg
●エンジン型式・種類:EJ20・対向4DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:300ps/6500rpm
●最大トルク:36.0kgm/4000rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●トランスミッション:5速MT
●サスペンション前/後:ストラット/ストラット
●ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
●タイヤサイズ:205/50R16
●価格:390万円

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