2019年6月26日、フェラーリ・ジャパンはV8ミッドシップ・スポーツの最新モデル、「F8 Tributo(トリブート)」を日本初公開した。

フェラーリ史上もっともパワフルなV8エンジンを搭載

まずは、発表会でのお披露目からどうぞ!

画像: フェラーリ F8トリビュート(Ferrari F8 Tributo)発表会 アンベールの模様 youtu.be

フェラーリ F8トリビュート(Ferrari F8 Tributo)発表会 アンベールの模様

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F8トリブートは、488GTBの後継モデルだ。トリブートとは英語のトリビュートにあたるイタリア語で、「賞賛、尊敬」といった意味。オリジナルモデルである歴代のV8ミッドシップ・フェラーリへのオマージュが込められたネーミングだ。

もっとも有名なV8ミッドシップ・フェラーリであるF40を彷彿とさせる、ルーバー入りのレキサン製リアウインドーや、308GTBからインスパイアされたリアフェンダーのエアインテークと丸型テールランプなど、ディテールからも「トリブート」を見出すことができる。発表会場には、308GTBとF40も展示されていた。

画像: レキサン製のリアウインドー越しにV8エンジンが見える。

レキサン製のリアウインドー越しにV8エンジンが見える。

F8トリブートは、488GTBから全面的に見直しが図られ、限界域での操縦性能と快適性が向上している。3.9LのV8ツインターボは488GTBより最高出力が50psも高められ、720ps/8000rpmを発生。最大トルクは770Nm/3250rpmだ。0→100km/h加速は2.9秒、0→200km/h加速は7.8秒、最高速度は340km/hに達する。

このエンジンは、スペシャルシリーズを除くフェラーリ史上もっともパワフルなV8エンジンだ。ターボラグをまったく感じさせずに720psの最高出力を発揮し、同時に刺激的なエキゾーストサウンドを奏でる。

後継マウントのフロントラジエター、ボディ側面後部からリアスポイラーの両側に設置場所を移したダイナミックエンジン・エアインテークなど、エンジンの熱管理に関するいくつかの機能は488Pistaから受け継いでいる。

画像: 発表会場に展示されていたV8ツインターボエンジンの単体。

発表会場に展示されていたV8ツインターボエンジンの単体。

最新バージョンのサイドスリップアングル・コントロールシステムも備え、多くのドライバーが限界域でのパフォーマンスを簡単に引き出し、コントロールできるようになった。

ステアリングホイールの小径化によってグリップ感覚が強化され、細かなステアリング操作に反応する車両の挙動がより明確につかめるようになった。

また軽量化に力を注いだ結果、ボディは488GTBより40kg軽くなり、キャビンの快適性を犠牲にすることなく、応答性能とドライビングプレジャーが強化された。

フロントのSーダクト、リアのブロウンスポイラーなど、先進のエアロダイナミックソリューションによって、488GTBよりも空力効率は10%向上している。

画像: インテリアのデザインも一新。助手席前に7インチのタッチスクリーンディスプレイも備わる。

インテリアのデザインも一新。助手席前に7インチのタッチスクリーンディスプレイも備わる。

インテリアも、ダッシュボード、ドアパネル、トランスミッショントンネルなど、個々の要素はすべて再設計されている。

新世代のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に加え、円形エアベント、新型ステアリングホイールおよびスイッチ類、さらには7インチのパッセンジャー・タッチスクリーンディスプレイなどが備わっている。

車両価格(税込)は、3245万円。

画像: フルハーネスを装着してサーキット走行にも対応できるヘッドレスト一体型のバケットシート。

フルハーネスを装着してサーキット走行にも対応できるヘッドレスト一体型のバケットシート。

フェラーリ F8トリブート 主要諸元

●全長×全幅×全高:4611×1979×1206mm
●ホイールベース:2650mm
●重量:1435kg(軽量オプション装着車)
●エンジン種類:V8 DOHCツインターボ
●排気量:3902cc
●最高出力:720ps/7000rpm
●最大トルク:770Nm/3250rpm
●トランスミッション:7速DCT
●タイヤ:前245/35ZR20、後305/30ZR20
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●車両価格(税込):3245万円

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