2019年7月22日、東京・港区のアストンマーティン青山ハウスで、最新ミッドエンジン・ハイパーカー「ヴァルハラ」が日本で初めてお披露目された。

映画「007」の次回作にも登場が決定!

コードネーム AM-RB 003と呼ばれていたアストンマーティンの最新ミッドエンジン ハイパースポーツカー。その正式名称が「Valhalla(ヴァルハラ)」に決定したことは、以前に当サイトでも紹介した。そのヴァルハラの実車が、早くも日本にやって来た! まずはアンヴェール風景の動画を、どうぞ!

画像: アストンマーティン ヴァルハラ(ASTON MARTIN VALHALLA)発表会 youtu.be

アストンマーティン ヴァルハラ(ASTON MARTIN VALHALLA)発表会

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ヴァルハラは、レッドブル アドバンスド テクノロジーとの共同開発で製作されており、先に発表されたヴァルキリー、ヴァルキリー AMRプロ(サーキット専用モデル)に次ぐ、3番目のミッドエンジン・ハイパーカーだ。

ヴァルハラはヴァルキリーの影響を受けてはいるが、この2台はまったく別のクルマだ。

ヴァルキリーとの最大の違いはコクピットの大きさで、公道を走行するために利便性や快適性を追求している。ヴァルキリーはドアがなくサイドウインドー部がガルウイング風に開くだけだったが、ヴァルハラでは前ヒンジのLMP1風のドアを採用して乗降性を高めている。

ステアリングコラムにはディスプレイも備え、インフォテインメントシステムにはスマートフォンを利用する。

画像: シザーズドア風に大きく開くので、乗降性は悪くなさそうだ。

シザーズドア風に大きく開くので、乗降性は悪くなさそうだ。

パワーユニットには革新的なV6ターボ+モーターのハイブリッドシステムが搭載され、1000bhpの最高出力が目標値。これにF1テクノロジーからフィードバックされた8速DCTを組み合わせる。

また、ヴァルカンにも採用されている「ネクセル シーリング オイルシステム」も採用され、90秒以内にオイルカートリッジを交換することが可能だ。

さらに、次世代航空機に採用されているモーフィング・テクノロジー(翼全体を滑らかに変形させながら飛行する技術)を応用したフレックス・フォイルという技術も採用し、これにより空力付加物の角度を変えたりせずにダウンフォースを変化させることができるという。

今回お披露目されたモデルはエンジンレスのデモカーだが、内外装はほぼ市販モデルと変わらないようだ。

画像: ステアリングコラム内には横長のディスプレイも備わる。居住性は思ったより良さそうだ。

ステアリングコラム内には横長のディスプレイも備わる。居住性は思ったより良さそうだ。

ところで、アストンマーティンといえば「ボンドカー」。このヴァルハラも、現在制作中の映画「007 BOND 25(仮題)」にDB5やヴァンテージとともに登場することが決定している。今回お披露目されたクルマそのものが、すでにプロモーションなどで使われているらしい。

世界限定500台で生産される、アストンマーティン ヴァルハラ。既に500台のオーナーは決まっており、日本にも十数台が導入される予定だ。

気になる価格だが、日本では約1億5000万円くらい。ヴァルキリーは本国で200万〜250万ポンド(約2億7000万〜3億3750万円)だったから、それに比べれば安いけれど、価格もハイパーなことは間違いない。デリバリー開始は2021年後半を予定している。

画像: 後方視界は皆無に近いが、前フェンダー後ろのダクト内にカメラが備わり、コクピットのモニターで確認できる。

後方視界は皆無に近いが、前フェンダー後ろのダクト内にカメラが備わり、コクピットのモニターで確認できる。

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