今年で3年目となる竹岡 圭さん主宰の「圭rally project」(http://www.kei-rally.com)。このコーナーではその活動の模様を彼女自身の手で綴っていきます。

気合の入ったSS1で思わぬアクシデント

最近日本のお天気ってヘンですよね。個人的にはすでに日本は温帯ではなく、亜熱帯に入ったと思っているのですが、気のせいでしょうか? とんでもなく暑いし、急にスコールのように雨は降るし、以前よりとんでもない大型台風が増えたし…。絶対亜熱帯化したと思っています。

でですね、この横手大会でも、リエゾン(SSとSSをつなぐ区間)のホンの一瞬だけ帯のように雨が降るという不思議な現象が起こっていました。たぶん暑すぎたんですね。ちなみにウチのマシンはエアコン完備。デフロスターにすると、オートエアコンがオンされちゃうタイプということもあり、SSではエアコンを基本切って走っていますが、あまりにフロントガラスが曇ってきたらデフロスターオン、つまりエアコンオンで走っているという状況です。当然リエゾン区間はエアコン全開!エアコンついてないマシンの選手には、思い切りうらやましがられました。これだけ暑いと、エアコンの重さより涼しさの方が勝ります。

というわけでDAY2。「今日はピーキー目で行ってみますか!」と、体力のある午前中にピーキー目でトライし、ダメだったらお昼のサービスで戻すという作戦でトライすることに。もう気合十分だったのにもかかわらず…。なんと!SS1でパンクしちゃったんです(涙)。思い当たるのはグラベル(非舗装路)とターマック(舗装路)の切り替わりのギャップ。土の部分がドンドン掘れちゃって段差になっているのはわかっていたので、ほとんど止まるくらいの速度に落として行ったのですが…、当たり所が悪かったのでしょう。

画像: 声援が気持ちを前向きにしてくれます。

声援が気持ちを前向きにしてくれます。

連続するワダチに大苦戦

パンクしたままSSは走り切ってしまおうかとも思いましたが、残り4km。さすがに無理ということで、広めの場所を見つけてタイヤ交換。ここで8分のロス。ううむ、クラス順位でも定位置から上が見えていただけに悔しい限りです…(涙)。

その後も、順位はどうであれ、今日は練習だ~とばかり勢いがよすぎたのでしょう。SSのフライングフィニッシュ予告看板の先で、グラベルがターマックに切り替わるところがあり、そこが下り坂で曲がり切れず…。左側を土壁にドーンとぶつけちゃったり(タイヤや車体のフロントバンパー下部に泥が詰まっただけで済みました。ラッキー!)、数台前のクルマがスタート時刻を読み誤り、あわやみんなで遅着という場面もありましたが、なんとかセーフ(笑)。

その後はワダチとの闘い。これがまだまだまだ上手く走れないわけなんですが…。この時点で「このままならクラス5位」というポイントの取れる順位が見えてきたので、二人で相談して抑えた走りに徹し、無事狙い通りのフィニッシュとなりました~♪

次はラリー北海道、またワダチが深そうだし、なんてったって雪辱戦ですから…。この報告はまた次回。<続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)

画像: クラッシュでフロントバンパー下部についた泥。大事に至らず何よりでした。

クラッシュでフロントバンパー下部についた泥。大事に至らず何よりでした。

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