2019年10月11日、トヨタは東京モーターショー2019のメガウェブ会場で開催される「FUTURE EXPO(フューチャー エキスポ)」で、「MIRAI Concept(ミライ コンセプト)」を初公開すると発表した。

2020年末には発売予定の次期MIRAIは、このクルマそのもの!?

その名のとおり、MIRAI コンセプトは次期MIRAIの開発最終段階のモデルだという。現行型のMIRAIは、2014年12月に発売された水素を燃料とする燃料電池自動車(FCV)だ。2019年8月末現在で、世界中で約1万台を販売している。

「究極のエコカー」と呼ばれるFCVだが、次期型のMIRAIではエコカーの枠を超えた、思わず誰もが振り返る魅力的なスタイリングと、思わず踏みたくなる新感覚の走りを目指している。

画像: 従来型より全長を85mm、ホイールベースを140mm拡大した伸びやかなプロポーション。

従来型より全長を85mm、ホイールベースを140mm拡大した伸びやかなプロポーション。

MIRAI コンセプトのサイズは、全長4975×全幅1885×全高1470mm、ホイールベースは2920mm。従来型より全長を85mm、ホイールベースを140mm拡大し、車高を65mm下げて伸びやかなプロポーションとしている。トレッドを75mm拡大し、20インチ大径タイヤの採用でタイヤ外径も80mm拡大して、ダイナミックさと軽快感を与えている。6ライトウインドーのサイドビューは、ハッチゲートを備えたファストバックに見えるスタイルだが、リアには独立したトランクを備える。

インテリアは、センターダッシュ上に12.3インチのワイドモニターを備え、ドライバーを包み込むようなインパネが特徴的だ。サイズの拡大で居住性も向上し、後席は3人掛けの5名乗車が可能になった。

画像: センターダッシュ上に12.3インチのワイドモニターを備えた包み込むようなインパネ。

センターダッシュ上に12.3インチのワイドモニターを備えた包み込むようなインパネ。

TNGAプラットフォームを新採用し、駆動方式は従来型の前輪駆動から後輪駆動へ変更された。TNGAプラットフォームによる上質な乗り心地に加え、FCVならではの加速時の静粛性は大幅に向上している。スタイリングに負けない新感覚の走りも楽しめるという。

FC(燃料電池)のシステムは従来型から刷新し、FCVとしての性能を大幅に向上。水素搭載量も拡大し、航続距離を従来型よりも約30%延長(およそ900km)することを目標に開発された。MIRAI コンセプトのスペックは、ここで紹介した以外のデータは現在のところ未公表だが、トヨタではほぼこのままのスタイルで新型MIRAIとして、2020年末には発売を予定している。

画像: 6ライトのファストバックスタイルだが、リアには独立したトランクを備える。

6ライトのファストバックスタイルだが、リアには独立したトランクを備える。

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