2019年12月5日、日産自動車はイタルデザインと共同開発した「GT-R50 by Italdesign」の限定市販モデルを、2020年後半から納車を開始すると発表した。

最高出力720psを発生するスーパーGT-R。価格は99万ユーロ!

画像: ボディカラーはミントの日産 GT-R50 by イタルデザイン。ボディに描かれた「19」の数字は、「日本一速い男」星野一義が好んで付けたゼッケン番号と同じだが・・・。

ボディカラーはミントの日産 GT-R50 by イタルデザイン。ボディに描かれた「19」の数字は、「日本一速い男」星野一義が好んで付けたゼッケン番号と同じだが・・・。

GT-R50 by イタルデザインは、GT-Rが2019年に、イタルデザインが2018年に生誕50周年を迎えることを記念して共同開発されたモデルだ。イタルデザインはジョルジェット・ジウジアーロが設立した、自動車業界を牽引する世界屈指のデザイン会社だ。最新のクルマや工業製品のスタイリングからエンジニアリング、プロトタイプの製造、そしてテストや検査など幅広いサービスを提供している。

最新のGT-R NISMOをベースに、ヨーロッパスタイルの感性でつくりあげられたGT-R50 by イタルデザインは、日本のパフォーマンスとイタリアのクラフトマンシップが組み合わされて生まれたモデルだ。2018年6月に発表されたプロトタイプでは、開発、設計、製造をイタルデザインが行い、内外装のデザインはロンドンにある日産デザインヨーロッパと、サンディエゴにある日産デザインアメリカが担当した。

画像: ボディカラーブラックの日産 GT-R50 by イタルデザイン。オリジナルのGT-Rとはかなり佇まいが異なる。

ボディカラーブラックの日産 GT-R50 by イタルデザイン。オリジナルのGT-Rとはかなり佇まいが異なる。

ボンネットの上にはパワーバルジが備わり、シャープなLEDヘッドライト、低いルーフラインとフロントフェンダー、エアアウトレットに備わるサムライブレード、そして大きな可変式リアウイングなどが特徴的なエクステリア。プロトタイプのカラーリングは、リキッドキネティックグレーにエナジェティックシグマゴールドがアクセントに入れられている。

NISMOで組み立てた3.8L V6ツインターボのVR38DETT型エンジンは、最高出力720ps/最大トルク780Nmを発生する。限定生産台数は最大50台で、イタルデザインがオーナーの好みに合わせて車両の内外装を仕立てて生産する。価格は、99万ユーロ(約1億2000万円)からとなっている。

画像: ボディカラーはブルーの日産 GT-R50 by イタルデザイン。大きな可変式リアウイングが目立つリアビュー。

ボディカラーはブルーの日産 GT-R50 by イタルデザイン。大きな可変式リアウイングが目立つリアビュー。

GT-R50 by イタルデザインの限定市販モデルは、2020年3月に開催されるジュネーブ モーターショーでイタルデザインのブースに展示される。日本では、プロトタイプが2019年12月8日に富士スピードウェイで開催されるNISMOフェスティバルに展示され、その後は銀座のニッサン クロッシングで、さらに2020年1月には東京オートサロンでも展示される予定だ。

GT-R50 by イタルデザインは世界中の購入希望者から非常に強い関心が寄せられ、既に予約したオーナーは自分の好みに合わせたボディカラーやインテリアの選定を開始しているという。完成したモデルは、それぞれのオーナーの仕向地における認可手続きを経て、2020年後半から2021年末にデリバリーされる予定だ。

画像: グリーンのボディカラーをまとった日産 GT-R50 by イタルデザイン。「73」は、幻のケンメリGT-Rレース仕様に付けられたゼッケンだが・・・。

グリーンのボディカラーをまとった日産 GT-R50 by イタルデザイン。「73」は、幻のケンメリGT-Rレース仕様に付けられたゼッケンだが・・・。

ちなみに、50台の予約枠は残りわずかになっている。日本における販売は、正規ディーラーであるエスシーアイ株式会社を通じて行われる。普通の日産ディーラーでは購入できない。

「無限の可能性で新たな命を吹き込んだGT-R」と呼ばれる、GT-R50 by イタルデザイン。果たして50台のうち何台が日本のオーナーの手に渡るのだろうか。

画像: 日本で日産 GT-R50 by イタルデザインの姿を見ことはあるだろうか。

日本で日産 GT-R50 by イタルデザインの姿を見ことはあるだろうか。

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