2019年12月10日、日本ミシュランタイヤが低燃費タイヤのエナジーセイバー4(MICHELIN ENERGY SAVER 4)を発表し、2020年2月1日に発売する。

日本の開発拠点で、日本市場向けに開発されたミシュランの低燃費タイヤ

ミシュランのタイヤシリーズは現在、高性能なパイロット(PILOT)シリーズやコンフォート志向のプライマシー(PRIMACY)シリーズなどいくつかあり、そのラインアップの中でもエナジー(ENERGY)シリーズは低燃費タイヤに分類される。軽自動車やコンパクトカー、ハイブリッドカーの販売比率の高い日本市場で低燃費タイヤの人気は高く、販売されるタイヤのおよそ7割にも及ぶのだという。

そんな日本タイヤ市場で、ミシュランが新しい低燃費タイヤ「エナジーセイバー4(MICHELIN ENERGY SAVER 4)」を2020年2月1日に投入する。

画像: トレッドパターンはサイズによって2種類あり、太い縦溝が3本の「4リブパターン(左)」はタイヤ幅195mm以上。縦溝2本の「3リブパターン(右)」はタイヤ幅185mm以下となる。

トレッドパターンはサイズによって2種類あり、太い縦溝が3本の「4リブパターン(左)」はタイヤ幅195mm以上。縦溝2本の「3リブパターン(右)」はタイヤ幅185mm以下となる。

ミシュランはご存知のとおりフランスのメーカーだが、世界各地の気候や道路環境、ユーザーニーズに対応するため、3カ所の研究開発拠点を構えている。本国のフランスでは欧州市場向けを、アメリカでは北米市場向けを、そして日本を含むアジア市場向けの新製品を群馬県太田市の「太田R&Dセンター」で開発しているのだ。

今回発表されたエナジーセイバー4は太田R&Dセンターで開発されたもので、日本のユーザー向けに合わせた仕様となっている。そのため、サイズラインアップも軽自動車に合う145/80R13から、205/55R16まで比較的コンパクトなクルマへの装着を想定した23サイズとなっている。

とくに重要視された性能がウエットブレーキ性能と静粛性で、どちらもミシュランが行なった「消費者が気にする性能」の市場調査でトップ5に入っている。

新配合されたコンパウンドによってウエットグリップ/ブレーキ性能が向上し、従来モデルの「エナジーセイバー+」と比較して、新品時で制動距離は5.5%短くなっている。またトレッドパターンの縦溝幅を最適化させたことや、柔らかく発熱しにくいアンダートレッドラバーをトレッドゴムの下に配置することでパターンノイズとロードノイズを低減しているという。このアンダートレッドラバーは転がり抵抗性能にも寄与して、低燃費性能に貢献する。

画像: 新品時の性能を、新製品の「エナジーセイバー4」と、従来モデルの「エナジーセイバー+」で比較した表。

新品時の性能を、新製品の「エナジーセイバー4」と、従来モデルの「エナジーセイバー+」で比較した表。

ミシュラン エナジーセイバー4 全23サイズ ラインアップ

175/60R16
185/55R16
185/60R16
195/50R16
205/55R16
165/55R15
175/55R15
175/60R15
175/65R15
185/65R15
195/55R15
195/65R15
205/65R15
155/65R14
165/55R14
165/65R14
165/70R14
175/65R14
175/70R14
185/65R14
185/70R14
145/80R13
155/65R13
※価格はすべてオープン。
2020年2月1日から順次発売予定。

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