2019年12月23日、日産自動車はシーマとフーガの仕様を向上して、近く全国一斉に発売すると発表した。(タイトル写真は、上がフーガ、下がシーマ)

先進安全装備を拡充して、さらに安心して乗れるモデルに進化

シーマは、プレジデントがフェードアウトしてしまった現在、日産のフラッグシップ サルーンにあたる。初代は1988年にデビューして「シーマ現象」なる言葉を生むほど大ヒットした。現行型は、2012年4月に発表された5代目にあたり、後述するフーガをベースにしたハイブリッド専用車だ。

画像: シーマ HYBRID G

シーマ HYBRID G

フーガは、長らく日産の基幹モデルだったセドリック/グロリアの後継車として2004年10月に発売され、現行型は2009年11月に発売された2代目となる。

画像: フーガ HYBRID

フーガ HYBRID

今回の仕様向上では、先進安全装備を拡充している。走行中に、前方の車両や障害物、さらに静止した歩行者も検知し、衝突被害の軽減や追突の回避支援を行う「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車に標準装備した。また、進行方向の壁や車両といった障害物(前進/後退時)を検知してアクセルとブレーキの踏み間違いによる障害物への衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」、先行車や対向車、周囲の明るさなどに応じ、自動的にヘッドライトのハイビームとロービームを切り替える「ハイビームアシスト」などの先進安全機能も全車に標準装備した。さらに、セットした車速に応じた車間距離を保ちながら走行する「インテリジェント クルーズコントロール」も全グレードに標準装備した。

画像: 「踏み間違い衝突防止アシスト」のイメージ

「踏み間違い衝突防止アシスト」のイメージ

フーガでは、2台前を走る車両を検知して前方の危険に対して注意を促す「インテリジェントFCW」や、クルマの発進・加速時の燃費消費を抑制し、エコ運転をサポートする「ECO ペダル」を全グレードに標準装備した。また、フーガはブランドバッジをインフィニティから日産に戻している。

パワートレーンは、シーマは3.5L+モーターのハイブリッドで駆動方式は2WD(FR)のみ。フーガは、2WD(FR)はシーマと同じハイブリッドと3.7L/2.5Lを設定、4WDは3.7Lのみ。パワースペックなどに変更はない。

画像: 「ハイビームアシスト」のイメージ

「ハイビームアシスト」のイメージ

車両価格(税込)は、シーマはHYBRIDの823万1300円〜HYBRID VIP Gの933万1300円。フーガは、2.5Lが250GT Aパッケージの446万3800円〜250VIPの532万4000円、3.7Lが370GT FOUR Aパッケージ(4WD)の501万3800円〜370VIPの626万3400円、ハイブリッドがHYBRID Aパッケージの551万8700円〜HYBRID VIPの709万9400円。

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