今年で4年目となる竹岡 圭さん主宰の「圭rally project」(http://www.kei-rally.com)。このコーナーではその活動の模様を彼女自身の手で綴ってもらいます。今回は「2019ラリー北海道」SS1の話から始まります。

SS1は真っ暗闇の中

「ラリーショー」という、レースで言うところのピットウォークのようなイベントも終わり、いよいよ本番開始です。

1本目のSSは札内SS。サービスパークのすぐ近くにある、1kmくらいの短いコースなのですが、道幅も狭い上に…、とにかく真っ暗!なんですよぉ。こんなに闇ってある?と聞きたくなるくらい、とにかく真っ暗!歩くにも足元が見えないくらい真っ暗なんですよね。

でもそんな時のための補助灯。PIAAさんのフォグランプが大活躍してくれるわけですが、確かに明るさはバッチリ!ところが…。 

このコース、砂埃がとんでもなくすごかったんですよね。まるで煙幕が張られたようになり、真っ白な壁が前に立ちはだかっているようで、どこまでが直線なのか、どこからがコーナーなのか、さっぱりわからない。

画像: 砂埃が煙幕のようにフォグランプの光をさえぎる。夜間に行われたSS1は緊張の連続だった。

砂埃が煙幕のようにフォグランプの光をさえぎる。夜間に行われたSS1は緊張の連続だった。

完走を目標に丁寧な走りに徹する

さらに、路面もまるで洗濯板のようなボコボコの連続で、クルマが上下に揺れる、ライトも上下に揺れる。もうどこを走っているのかまったくわからないという状況に陥ってしまったんです。そんな状況ですから、中には立木にそのまま突っ込んだマシンもあったくらいの大変なSSになりました。

そんな中、私はどうしたか…と言いますと、今回の目標は絶対完走!ですから、木にぶつかることを恐れ、途中でアクセルを抜かざるを得ませんでした。でも、まずは無事にSS1をクリアしました。

正直なところ、わけのわからないうちに終わったナイトステージの翌日。いよいよDAY1が始まりました。

ラリーは2カ月弱ぶりですが、その間にサーキットのレースに2戦参戦した私。元々不器用な上に、なんだかんだでサーキットを24年間も走ってきているせいか、すぐサーキット仕様に身体が戻ってしまいまして…。上手く切り替えができないんです…(あぁ情けない)。

頭ではわかってはいるのですが、やはりなかなか身体がグラベル仕様になりません。ようやく身体も頭もグラベルの走り方を思い出したのは午前中のステージが終わる頃。これが朝イチからできていたら…、だいぶ違ったでしょうねぇ。<続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)

画像: 無事SS1を終了。ファンの応援を受け、ホッと一息。

無事SS1を終了。ファンの応援を受け、ホッと一息。

画像: 竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

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