今年で4年目となる竹岡 圭さん主宰の「圭rally project」(http://www.kei-rally.com)。このコーナーではその活動の模様を彼女自身の手で綴ってもらいます。今回は「2019ラリー北海道」DAY1の模様です。

ノーマルカーでラリー仕様車に対抗

久々のラリーにとまどいがあったものの、DAY1の午後からは感覚を取り戻し、結構快調でした!私の参戦しているJN2クラスは、本格的なラリー仕様のクルマがほとんどを占めておりまして、完全なノーマルカーはたぶんウチだけ(笑)。

なんたって、「さくら・ももちゃん」はACC(アダプティブクルーズコントロール)やプリクラッシュセーフティシステム、ESP(横滑り防止装置)、オーディオ、エアコンまで全部装着されたまんまのノーマルカー。機械式のLSDは今回入れようかと思ったのですが、いろいろなところから情報収集した結果、どうも相性がいまひとつなのか、壊れる率が非常に高いということでやめることにしました。

というわけで、都合5戦目に至った「北海道ラリー」でも、ショックアブソーバー&スプリングとタイヤとホイールとブレーキパッドを替えて、ロールバーとリストリクターを付けただけの、ド・ノーマルカーなんですよね。

でも今回は、JN2クラスでビリじゃなかったSSが2本、僅差だったSSが3本もあったんですよ。これは私としては快挙! まぁ、他のマシンが調子悪かったり、トラブルがあったのかもしれませんけど、自分なりにも手応えがあったんですよね。

画像: ラリー仕様車がひしめくJN2クラスで、ノーマル車ながら善戦。

ラリー仕様車がひしめくJN2クラスで、ノーマル車ながら善戦。

ジャンプ成功でタイムも快調

そしてもうひとつのビッグニュースは、生まれて初めて完全に飛・び・ま・し・た~! 飛んだSS内にはジャンピンクポイントがいくつかあったのですが、1カ所完全に飛ぶところがあったんです。

この完全に飛んだというのは、ポン、ポンと瞬間的に飛ぶようなものではなく、滞空時間1秒はあったでしょうかね。自分でも「あっ飛んだ!」と思った後に「あれっ?!まだ飛んでる?」と思うくらいの滞空時間だったんですよ~! 

飛距離も想像以上。キレイに前方に飛びまして、オマケに着地も大成功!「ジャンプによる着地の衝撃でクルマが壊れるから、むやみに飛んではいけない」という話をよく聞きますが、TEINさんのサスペンション、さすがですね。ガツンという衝撃もなく、フワッと気持ちよく着地に成功しました。

実はさらにその先がありまして、もう1回飛んだんです。その時はやや左を向いて飛んだだめ、3.5輪くらいの着地だったので、コ・ドライバーの佐竹さんはかなりヒヤッ!としたらしいのですが、私はこの0.5輪の着地を自分でもしっかり捉えらていたので、まったく不安感もなく降りられたんですよね。

まさにこれ、ラリーの醍醐味! ちなみにこの大ジャンプの後は、佐竹さんも私もノリノリ!で走り、結果しっかりタイムにも反映されました~。<続く>(文:竹岡圭/写真:原田 淳)

画像: “ジャンプでの着地成功の陰にこのサスペンションあり”でした。

“ジャンプでの着地成功の陰にこのサスペンションあり”でした。

画像: 竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

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