2020年6月10日、ダイハツは新型となる軽クロスオーバーの「TAFT(タフト)」を全国一斉に発売した。

エンジンは2種、グレードは3種のラインアップ

画像: スクエアなスタイルで前後のオーバーハングは短く、アプローチアングルは27度、ディパーチャーアングルは58度。

スクエアなスタイルで前後のオーバーハングは短く、アプローチアングルは27度、ディパーチャーアングルは58度。

2020年の東京オートサロンに参考出品され、その発売が心待ちにされていたダイハツの新型軽クロスオーバー、タフト。すでに当サイトでも事前情報を紹介しているが、正式発表で公開された追加情報を中心にお届けしよう。

エクステリア デザインは、もはや見慣れてきた感もあるスクエアなボディに190mmという高い最低地上高、大径タイヤというSUVらしいタフさや力強さを表現したもの。アプローチアングルは27度、ディパーチャーアングルは58度あり、未舗装路でも安心して走行ができる。

ノーマルのフロントグリルはプレーンだが、ディーラーオプションで前後にメッキのガーニッシュを装着した「メッキパック」、またメーカーオプションとして「ブラックパック」「クロムパック」「ホワイトパック」といったホイールやミラー、ドアアウターハンドルをカラーコーディネートしたパッケージオプションも設定されている。

画像: 前席上の大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全グレードに標準装備。

前席上の大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全グレードに標準装備。

インテリアでは、前席上にスーパーUV & IRカットの大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全グレードに標準装備した。内装色は3種のアースカラーで、質感の高いインパネにはアクセントでオレンジメタリックの加飾が施され、またシートはホールド性の高いものを採用している。リアシートバックとデッキボードは汚れても拭き取りやすい樹脂製で、シートバックを倒せばフラットなラゲッジスペースとなり、フレキシブルボードの使い方で、さまざまなアレンジが可能だ。

タフトはタント、ロッキーに次ぐDNGA新プラットフォームを採用した第3弾のモデルだ。車両剛性は高く、乗り心地も良く、しかも静粛性も高い。エンジンはタントに搭載されているものと基本的に同じ、0.66Lのターボと自然吸気を設定。ターボ車には発進ギヤ付きのD-CVTも組み合わされる。駆動方式は、FFと4WDを設定している。グリップサポート制御も備え、悪路でも発進や加速をサポートする。

画像: フルファブリック地のセパレートシートは、Gグレードではオレンジステッチが入る。

フルファブリック地のセパレートシートは、Gグレードではオレンジステッチが入る。

予防安全機能の「スマートアシスト」も、一部機能はオプションだが衝突回避支援ブレーキや路側逸脱警報機能、ふらつき警報機能など5つの新機能を追加し、全17種類の予防安全機能を搭載している。ターボ車にはアダプティブ クルーズコントロールも装備される。

また、ダイハツ初の電動パーキングブレーキを全グレードで採用し、スマホ連携ディスプレイオーディオをオプション設定するなど、快適装備も充実している。

グレードと車両価格(税込)は、以下のとおりだ。

X(2WD/4WD):135万3000円/147万9500円
G(2WD/4WD):148万5000円/161万1500円
G ターボ(2WD/4WD):160万6000円/173万2500円

トランスミッションは、いずれもCVTのみとなる。月間販売目標台数は、4000台。すでにディーラーには、かなりの予約受注が入っているらしい。最大のライバルはスズキ ハスラーだろうが、ハイト軽ワゴンやリッターカーなどからの乗り替えもあるという。しばらくは、タフトの動向に注目しておきたい。

画像: ヘッドランプと統一感のあるリアコンビランプも個性を強調している。

ヘッドランプと統一感のあるリアコンビランプも個性を強調している。

タフト G ターボ 主要諸元(カッコ内は4WD)

●全長×全幅×全高:3395×1475×1630mm
●ホイールベース:2460mm
●重量:840kg(890kg)
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●排気量:658cc
●最高出力:47kW<64ps>/6400rpm
●最大トルク:100Nm<10.2kgm>/3600rpm
●トランスミッション:CVT
●WLTCモード燃費:20.2km/L(19.6km/L)
●タイヤサイズ:165/65R15
●税込み車両価格:160万6000円(173万2500円)

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