マセラティ グラントゥーリズモは2019年11月で生産終了したが、その功績を祝福するモデル「ゼダ」が、日本各地で巡回展示されている。

新時代の幕開けを伝えるというカラーリング

マセラティのフラッグシップ クーペ、グラントゥーリズモは2007年に発表された。ピニンファリーナのデザインによる美しいスタイリングとフェラーリ製のV8エンジンによるパフォーマンスによって人気を博しロングセラーとなったが、2019年の11月に生産を終了した。

マセラティでは、グラントゥーリズモの功績を祝福するモデルとして、生産終了前に「ゼダ(Zeda)」を発表した。ゼダとはモデナ地方で使われる言葉でアルファベットの「Z」を意味している。つまり、終わりのあとの新たな始まりを予感させているという。

画像: ボディ後半はマット仕上げだが、中央部からフロントに向かってマセラティ ブルーへと深化していく。

ボディ後半はマット仕上げだが、中央部からフロントに向かってマセラティ ブルーへと深化していく。

ベースはグラントゥーリズモそのものだが、ボディカラーが独特だ。新時代の幕開けを伝えるというカラーリングは、マセラティ チェントロスティーレ(デザインセンター)によって仕上げられた。ボディ後半はマットのサテン仕上げからメタリックへ変化し、さらにボディ中央部からマセラティ ブルーへと深化している。その色合いは、ここで掲載した写真では残念ながら正確には表現することは難しそうだ。インテリアは、ブラックのレザーにレッドのパイピングが施されている。

この、世界で1台だけ創られた「ゼダ」は、2020年8月23日(日)まで、日本各地のマセラティ ディーラーで巡回展示されている。詳しくは、マセラティ ジャパンのホームページを参照されたい。

画像: インテリアのデザインはベース車と変わらないが、ブラックのレザーにレッドのパイピングがオシャレだ。

インテリアのデザインはベース車と変わらないが、ブラックのレザーにレッドのパイピングがオシャレだ。

なお、次期グラントゥーリズモ(およびグランカブリオ)は、マセラティ史上初のフルEV(電気自動車)になるといわれている。発表時期は未定だが、最大のライバルはポルシェ タイカンか。ジャガーやベントレーなどもEV化を進めているし、プレミアムカー市場のEV化が加速していることは間違いなさそうだ。

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