2020年10月22日、レクサスはブランド初のEV(電気自動車)市販モデル「UX300e」を発表。2020年度分の限定販売135台に関する商談申込み(抽選)の受付を開始した。(ここで掲載している外観の写真は、すべて海外仕様のものです)

バッテリー容量は54.4kWh、航続距離は約370km

画像: レクサス UX初のEV市販モデル「UX300e」

レクサス UX初のEV市販モデル「UX300e」

UX300eは、レクサスのコンパクトクロスオーバーであるUXをベースにした100%電気自動車だ。レクサス(トヨタ)が培ってきたハイブリッド技術を活かし、EVシステム全体の性能向上を図りながら、バッテリーの信頼性にもこだわって開発された。

プラットフォームはGA-Cを採用し、ブレース追加などで剛性を向上し、ショックアブソーバーの減衰力最適化など、EV化による運動特性の変化に合わせ、細部までチューニングされている。バッテリーを床下に配して遮音壁としての機能を持たせたり、フロントドアにはアコースティックガラスを採用するなど、遮音性にも配慮している。

加速時には過度な車両ピッチ挙動を抑制するアクセレレーションピッチコントロールを採用し、減速時にはモーター回生ブレーキと油圧ブレーキによる制動力をバランスよく協調させている。減速度はパドルシフトで4段階に変えられる。

画像: EVシステムのイメージイラスト。

EVシステムのイメージイラスト。

また、高出力でコンパクトな電気式水加熱ヒーターと内外気2層制御を採用したEV専用エアコンシステムを採用し、速暖性に優れた快適な室内空間と低電費を両立。エアコンと連携する電池冷却システムも設定し、優れたバッテリー性能も確保している。

バッテリーにはリチウムイオンを採用し、容量は54.4kWh。WLTCモードで航続距離は367kmとなっている。駆動するモーターはフロントのみに搭載され、最高出力は150kW(203ps)、最大トルクは300Nm(30.5kgm)を発生する。充電ポートは車の左側に急速充電用、右側に普通充電用を設定。200Vの普通充電なら約14時間で満充電、50kWの急速充電なら約50分で75%、約80分で満充電が可能だ。専用アプリでスマホと連携させれば、バッテリー残量や走行可能距離を表示し、充電の告知やタイマー設定なども可能だ。

画像: UX300e バージョンLのインテリア。内装色は、ホワイトアッシュ。

UX300e バージョンLのインテリア。内装色は、ホワイトアッシュ。

エクステリアの基本デザインはエンジン車のUXと共通だが、専用デザイン/カラーの17インチ アルミホイールや床下空力カバーを新開発している。インテリアでは、シフトバイワイヤ方式の採用で短い操作ストロークと質感の高いシフトノブが、EVらしい上質な走りと静粛性を想起させる、小気味良い操作性も実現している。走行可能距離や回生ブレーキ力のインジケーターなどが備えられた。ラゲッジスペースはローデッキ仕様で、デッキボード上部は303Lの容量を確保している。

マルチメディアシステムはスマートフォンに対応し、10.3インチのワイドディスプレイと連携させて、リモートタッチによる画面操作や音声操作が可能になっている。予防安全パッケージ「レクサス セーフティシステム プラス」も採用し、世界トップレベルの先進安全技術ももたらされている。

車両価格(税込み)は、UX300e バージョンCが580万円、バージョンLが635万円。商談の申し込みはLEXUS公式Webサイト上で、10月22日(木)13:30から11月4日(水)23:59まで受け付け、当選者には指定の販売店が連絡して商談を開始する。

レクサスでは、2025年には全車種に電動車を設定して、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目標としている。

画像: 車両の右側には普通充電用のポートが備わっている。

車両の右側には普通充電用のポートが備わっている。

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