2020年12月11日、F1第17戦アブダビGPがヤス・マリーナ・サーキットで開幕する。今シーズンのF1グランプリは新型コロナウイルスの影響で7月になってようやく開幕、その後、超過密日程で行われ、いよいよ最終戦を迎える。この1年、さまざまなことがあったが、最終戦はどんなレースになるのだろうか。

すでに王座を確定しているハミルトン、最終戦での復帰に意欲

アブダビGP最大の注目点は、新型コロナウイルス感染のため前戦サヒールGPを欠場したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が出場できるかどうかということ。ハミルトンはアブダビGP出場に意欲を見せ、すでにアブダビGPに向けてトレーニングを再開しているということだが、当局の承認が土曜日夜の予選までに間に合えば、決勝に出場することが可能になる。ハミルトンが再び欠場となった場合には、前戦サヒールGPに続き、ウイリアムズに所属するジョージ・ラッセルが走ることになっている。

前戦サヒールGPでは、ハミルトンの代役として出場したジョージ・ラッセルが快走、ほぼ優勝を手中に収めながらチームのミスで惜しくも敗れただけに、その走りが本物かどうか、もう一度見てみたい気もする。

アブダビGPの舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、2本のロングストレートと連続する90度コーナー、低速セクションが配された独特のコース形態で、とくに低速時のトラクションが重要となる。長いストレートがあるものの意外とオーバーテイクが難しく、スタートグリッドを決める予選が重要となる。

アップダウンはほとんどないが、砂漠から飛来する砂で滑りやすい箇所もある。またコース幅が広くエスケープゾーンも多いため、セーフティカー導入は少ない。

画像: 特徴的なピットロード。ピットを出ると、コースの地下をくぐり抜けてから本線に合流する形となる。

特徴的なピットロード。ピットを出ると、コースの地下をくぐり抜けてから本線に合流する形となる。

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