世の中が大きく変わった2020年も、多くのニューモデルが登場した。Webモーターマガジンでも「ニューモデル写真蔵」で紹介したモデルから、人気のあった(閲覧数の多かった)10台を年末年始スペシャルとしてプレイバック。第3位は「トヨタ ヤリス クロス」だ。

ヤリスの軽快な走りに、強さと広さ、そして最先端の装備をプラス

2020年4月23日、トヨタは開催中止となったジュネーブ モーターショーでお披露目する予定だった「ヤリス クロス」をネット上でワールドプレミアした。その名が示すとおり、ヤリスをベースにしたコンパクトSUVだ。TNGAプラットフォーム(GA-B)と最新の第4世代ハイブリッドシステムを採用している。日本では8月31日に発売された。

ヤリスがベースとはいえ、サイズ的にはヤリスよりもひとまわり以上大きい。ただし、ホイールベースはヤリスより10mm長いだけなので、前後のオーバーハングを拡大している。スタイリングもヤリスと共通イメージを感じさせる部分もあるが、前後の張り出したフェンダーやSUVらしいバンパーなど、力強いプロポーションに洗練された美しさも感じさせる。

インテリアは、フードレスタイプの2眼メーターやシートのデザインなど、ベースとなったヤリスとほぼ共通のようだ。とはいえ、サイズアップによりラゲッジスペースは拡大され、2WDモデルならラゲッジボードを下段にセットすればフル乗車時でも390L(VDA)の容量がある。

日本仕様のパワートレーンは、1.5Lの直3ガソリンエンジンと、それにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種を搭載。駆動方式は、それぞれに2WD(FF)と4WD(ハイブリッドはE-Four)が設定される。

ヤリス同様、トヨタ セーフティセンスやプリクラッシュセーフティなどの安全装備をはじめ、運転支援システムのトヨタチームメイトなどを装備する(一部はオプション)。コンパクトSUV市場は、日本車/輸入車ともニューモデルが続々と参入しているが、このヤリス クロスの登場で、ますます活性化していくことになる。

トヨタ ヤリス クロス G(2WD) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4180×1765×1590mm
●ホイールベース:2560mm
●重量:1120kg
●エンジン種類:直3 DOHC
●排気量:1490cc
●エンジン最高出力:88kW<120ps>/6600rpm
●最大トルク:145Nm<14.8kgm>/4800-5200rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●WLTCモード燃費:19.8km/L
●タイヤサイズ:215/50R18(オプション、標準は205/65R16)
●税込車両価格:202万円

This article is a sponsored article by
''.