2020年末に一部改良されたマツダ ロードスター。今回はパワートレーンなどに変更はないが、インテリアやボディカラーに新色を採用したソフトトップとRFに試乗してみた。

白い本革インテリアが映える「ホワイトセレクション」

画像: ソフトトップ、RFともホワイトセレクションはベース車の4万700円高(6速AT車も)で手に入る。しかも限定車ではなくカタログモデルだ。

ソフトトップ、RFともホワイトセレクションはベース車の4万700円高(6速AT車も)で手に入る。しかも限定車ではなくカタログモデルだ。

マツダ ロードスターが「ユーノス ロードスター」として登場してから、既に30年以上が過ぎた。「継続は力なり」の言葉どおり、いまや貴重になった日本のスポーツカー(それもライトウエイトスポーツとして)、確固たる地位を築いている。それゆえ、コアなファンは多いし、「ロードスターBROS」のようなワンメイクの専門誌も愛読されている。

現行型のNDロードスターも、発売以来5年半を経過した。リトラクタブルハードトップのRFも、発売から4年を過ぎた。普通のクルマだったら、そろそろフルモデルチェンジの噂も出てくるのだが、ロードスターに関しては新型の登場はもう少し先のようだ。それでも、「最新は最良」を目指して、イヤーモデル的に年次改良が行われている。

というわけで、2020年末に商品改良が行われた最新のロードスター、ソフトトップとRFに試乗してみることにした。試乗車は、ソフトトップがSレザー ホワイトセレクション、RFがVSホワイトセレクション。いずれも今回の商品改良で追加設定されたグレードで、インテリアのナッパレザーに新色のピュアホワイトを採用したもの。

画像: わずか1トンそこそこの軽いボディゆえ、132psの1.5Lでも走りっぷりに不満はない。まさに「人馬一体」。

わずか1トンそこそこの軽いボディゆえ、132psの1.5Lでも走りっぷりに不満はない。まさに「人馬一体」。

今回の商品改良は、4代目ロードスターのコンセプトである「人生を楽しもうーー Joy of the Moment, Joy of the Life」をさらに深め、ロードスターとともに過ごすカーライフを通じて、ユーザーの人生がより輝くものになることを目指し、内外装色を新たに追加し、オープンカーならではの、幌とボディ、インテリアのカラーコーディネーションの楽しさを広げている。したがって、パワートレーンのスペックや内外装の意匠などに関しては変更はない。

まずはソフトトップモデルから。ボディカラーは新色で「ディープクリスタルブルーマイカ」という濃紺。深みのある色合いで、光の反射によって微妙に色が変わって見える美しいボディカラーだが、少しの雨とかでも汚れが目立ちそうだから、マメにクルマを磨く人でないとオススメしにくい。

いつ乗っても、どこで乗っても、ロードスターは楽しい。130psそこそこのエンジンパワーでも約1トンの軽量ボディには十分だし、街中はスイスイ、ワインディングはヒラヒラ、そしてハイウエイもスーッと走ってくれる。ソフトトップの開閉はワンタッチだから、信号待ちの間にクルマから降りずにできる。エアロボードのおかげで風の巻き込みも少ないから、髪の長いパッセンジャーが嫌がらなければ、ハイウエイでもオープンエアドライブが楽しめる。

画像: フルオープンほどの開放感はないが、ワンタッチの電動開閉でタルガトップになるRFは「大人のオープンカー」か。

フルオープンほどの開放感はないが、ワンタッチの電動開閉でタルガトップになるRFは「大人のオープンカー」か。

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