2021年2月3日、DSオートモビルはDS 7クロスバック、DS 3クロスバック、DS 9に続くDSブランド4番目となる新型DS 4の発表を欧州市場で行った。日本への導入時期及び仕様は未定。

個性派デザインと先進技術の融合

「プレミアムCセグメントの再定義」をコンセプトに登場した新型DS 4。シトロエンのプレミアムライン由来のDS 4は2018年で生産終了となったが、今回DS 7クロスバック、DS 3クロスバック、DS 9に続く新世代DSブランドの4番手として生まれ変わった。ラインアップは、DS 4、DS 4クロスバック、DS 4パフォーマンスラインの3つバージョンが用意される。

全長4400×全幅1830×全高1470mmのシルエットのキーとなるのが、2020年2月に発表された「DSの未来」をイメージするコンセプトカー「DS エアロスポーツ」(アルバム参照)だ。三次元構成の立体的なグリルのなかで際立つDSマトリックスLEDビジョンシステム(指向性光源)採用のプロジェクターヘッドランプ(2列LEDデイタイムランニングライト付)や長いフロントフード、そしてシャープなサイドビュー、スタイリッシュなリアフォルム、20インチ大型アルミホイールなどから見てとることができる。

3つのバージョンは、それぞれの性格によって独自の味付けが施されている。DS 4はクローム使用でエレガントさを強調、SUVテイストのDS 4 クロスバックはバンパー下の塗装をマッドブラックに、ダイナミックスさをアピールする。DS 4 パフォーマンスラインは、ブラックのボディカラーにブラックパック(DS ウイング、リアライトガーニッシュ、グリル、サイドウィンドウフレーム)と専用のインテリアトリムとホイールの採用となる。

画像: 三次元構成の立体的なグリルのなかで際立つDSマトリックスLEDビジョンシステム。

三次元構成の立体的なグリルのなかで際立つDSマトリックスLEDビジョンシステム。

インテリアの特徴はゾーニング。快適性を追求したコンタクトゾーンと、さまざまなインターフェイスのためのインタラクティブゾーンの2つを融合させたものとなっている。DS ブランドならではの、クリオロブラウンのナッパレザーで造られたウォッチストラップシートが備わるアヴァンギャルドなデザインは他の先行モデルと同様。ゴージャスなオーラを放っている。

荷室の収納スペースは430L。ハンズフリー電動テールゲートも装備し、ユーティリティへの配慮も高い。これは、改良され空間効率が良くなったEMP2プラットフォーム(グループPSA共通)によるものという。

パワートレインの注目は、180psの1.6L直4気筒ターボに110psの電気モーターと8速ATを組み合わせた新世代PHEV(プラグインハイブリッド<システム総合225ps>)の採用。コンパクトで大容量のバッテリーの搭載により、ゼロエミッションモード(WLTP複合サイクル)での航続距離が50kmを超えるという。他に、1.6L直4 DOHCターボ(130ps、180ps、225ps)と2L直4 ディーゼルターボ(130ps)を用意する。トランスミッションはどれも8速AT。

画像: 快適性とインターフェース部分をゾーニング。斬新なインテリアデザインだ。

快適性とインターフェース部分をゾーニング。斬新なインテリアデザインだ。

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