2021年3月5日、住友ゴム工業は「ダンロップ」として参戦するSUPER GTのサポート体制を強化し、GT500クラスで「TEAM Red Bull MUGEN」を加えた2チームにタイヤを供給することを明らかにした。これで2021年のモータースポーツ活動計画が確定、「ダンロップ」と「ファルケン」のふたつのブランドで、国内外のモータースポーツレースにおいてトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、さらなるブランド価値向上とタイヤ開発力の強化を目指す。(写真はSUPER GT GT500クラスに参戦する「TEAM Red Bull MUGEN」のHonda NSX-GT)

幅広いカテゴリーにタイヤを供給するほか、入門レースをサポート

ダンロップはこれまでSUPER GT GT500クラスで「Modulo Nakajima Racing」チームを15年以上継続してサポートしてきたが、今シーズンは新たに「TEAM Red Bull MUGEN」のHonda NSX-GTにもタイヤを供給、2チーム2台をサポートすることになった。これによりテストやレースでのデータを増やし開発スピードを加速させる。ダンロップがGT500クラスの複数チームにタイヤを供給するのは2010年以来のこととなる。

さらにGT300クラスでは、「GAINER」、「R&D SPORT」、「K-tunes Racing」に加え、2021年から「LM corsa」と「GAINER」の追加1台を合わせた4チーム5台にタイヤを供給。GT300クラスでの5台供給は2006年以来15年ぶりとなる。これまでもダンロップはGT300クラスで安定した上位争いを展開してきたが、サポート体制を強化することでさらなる好結果に繋げていく。

画像: SUPER GT GT300クラスにダンロップタイヤで参戦する「GAINER」のNISSAN GT-R NISMO GT3。

SUPER GT GT300クラスにダンロップタイヤで参戦する「GAINER」のNISSAN GT-R NISMO GT3。

また、「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」の幅広いカテゴリーにタイヤを供給するほか、多くの人に開かれたスポーツとして楽しんでもらうために2020年からスタートしたFIA「フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ」、入門フォーミュラレースである「FIA-F4選手権」、「JAF-F4選手権」、「VITA RACE」、「MINI CHALLENGE JAPAN」、「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」へのサポートも行なっていく。

一方ファルケンは、2021年も世界一過酷なレースとも言われるドイツの「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTAL 24-Hour Race)」に参戦。2020年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。

画像: 今やニュルブルクリンク24時間レースのトップコンテンダーともなっているファルケンは、FIA-GT3のSP9クラスの2台のPorsche 911 GT3Rで優勝を狙う。

今やニュルブルクリンク24時間レースのトップコンテンダーともなっているファルケンは、FIA-GT3のSP9クラスの2台のPorsche 911 GT3Rで優勝を狙う。

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