2021年3月10日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは「レンジローバー ヴェラール(RANGE ROVER VELAR)」の2021年モデルの受注を開始すると発表した。

ロードノイズを低減させる新機能も初採用

レンジローバー ヴェラールは、ランドローバーのプレミアムSUVブランド「レンジローバー」シリーズの第4のモデルとして、2017年に発売されたミドルクラスSUVだ。兄貴分にあたるレンジローバーやレンジローバースポーツと比較して全高を低く設定され、全長を長く見せる伸びやかなデザインを特徴とする。

2021年モデルでは、まずエンジンラインアップが見直された。MHEV(マイルドハイブリッド)を採用し、最高出力150kW(204ps)/最大トルク430Nm(43.9kgm)を発生する最新の2L 直4「インジニウム」ディーゼルターボエンジンを新たに導入。最高出力184kW(250ps)/最大トルク365Nm(37.2kgm)の2L 直4「インジニウム」ガソリンターボエンジンと合わせて、2種類のエンジンタイプを用意する。ただ、従来ラインアップされてきた3Lと5Lのスーパーチャージド ガソリンエンジンは、日本仕様からフェードアウトした。

新機能としては、「アクティブロードノイズキャンセレーション」をランドローバーとして初採用。これは、メリディアン サウンドシステムに設定されるもので、ノイズキャンセリング技術を車両に応用して、各ホイールに設置した加速度計がロードノイズの原因となる振動を検知、そのロードノイズを反転させた逆位相を自動計算して車内のスピーカーから発生させ、走行中のノイズを打ち消すというもの。この機能は、低周波ノイズに起因する運転時の疲労を低減させる効果も期待できる。

さらに、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポット アシスト、アダプティブ クルーズコントロール、リアコリジョンモニター、リアトラフィックモニターなど多彩なドライバー支援システムや、スムーズで快適な通信環境を提供する最新のインフォテインメント・システム「Pivi Pro」を標準装備して、安全性と利便性も向上させている。

画像: ステアリングホイールとシフトレバーのデザインが変更された(写真はヨーロッパ仕様)。日本仕様のハンドル位置は、すべて右ハンドルとなる。

ステアリングホイールとシフトレバーのデザインが変更された(写真はヨーロッパ仕様)。日本仕様のハンドル位置は、すべて右ハンドルとなる。

また、2021年モデルの限定グレードとして、「ヴェラール エディション(VELAR EDITION)も設定された。これはヴェラールの斬新で流麗なデザインをより引き立てるべく企画されたモデルだ。R-ダイナミック SE P250をベースに、エクステリアはサントリーニブラック、アイガーグレイ、ハクバシルバーのほかに専用色のランタオブロンズを用意。スライディング パノラミック&ブラック コントラストルーフ、ブラックパック、20インチ「スタイル7014」7スポーク(グロスブラックフィニッシュ)ホイールなど、黒を基調した装備で全体を引き締めて、よりモダンで洗練された外観に仕上げられている。

画像: 2021年モデルの限定グレード「ヴェラール エディション」。

2021年モデルの限定グレード「ヴェラール エディション」。

グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。

■レンジローバー ヴェラール 2021年モデル

<ディーゼルエンジン搭載モデル>
ヴェラール D200:787万円
ヴェラール R-ダイナミック S D200:904万円
<ガソリンエンジン搭載モデル>
ヴェラール S P250:849万円
ヴェラール R-ダイナミック S P250:898万円
ヴェラール R-ダイナミック SE P250:952万円
ヴェラール R-ダイナミック HSE P250:1076万円
ヴェラール エディション:1013万円

いずれのグレードも、トランスミッションは9速AT、ハンドル位置は右のみ、駆動方式はもちろんフルタイム4WDだ。

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