2021年3月2日、ボルボはブランド初のEV(電気自動車)専用モデル「C40」を世界初公開した。日本でも同時にエクステリアのデザインプロトタイプが公開されたので、そのディテールを写真で紹介しよう。

ツインモーターの4WDを採用したクーペ風クロスオーバーSUV

C40の正式名称は「C40 リチャージ」。XC40 リチャージに続くボルボのフルEV第2弾で、初のEV専用モデルとなる。ボルボの車名体系では、いままで「C」はクーペに与えられていたが、このC40はクーペ風クロスオーバーSUVのスタイルを採用している。

詳細なスペックは未発表だが、サイズ的には車高は低められているものの、全長と全幅はXC40とほぼ同サイズのようだ。モーターを前後に搭載する電気式4WDで、約40分で80%の急速充電が可能な78kWhのバッテリーを搭載。航続可能距離は約420km、0→100km/h加速は4.9秒とされている。XC40 リチャージと同じプラットフォームのCMA(コンパクト モジュラー アーキテクチャー)やバッテリーを採用しており、パワートレーンも同じく合計出力は408hpと推測される。

インテリアの素材には本革を使用していない。Googleと共同開発したAndroidのオペレーティングシステムを採用した新しいインフォテインメントシステムを搭載し、これはオンラインでアップデートが可能だ。またエンジンを搭載していないEVなので、ラゲッジスペースはリアだけでなくフロントのボンネット下にも確保されている。

2030年までには、すべての車両をフルEVにするというボルボ。その皮切りに日本では2021年秋にC40が発売される予定だが、当初導入する100台はサブスクリプションで販売される。

なお、今回日本でお披露目されたC40はエクステリアのデザインプロトタイプであり、インテリアは未完成となっていた。

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