2021年4月22日、ホンダはコンパクトSUVの「ヴェゼル(VEZEL)」をフルモデルチェンジして、23日から発売すると発表した。

パワートレーンはハイブリッドとガソリンエンジンの2種

2021年2月18日に、内外装のデザインや装備などを公開していた新型ヴェゼルだが、当初の予定どおり4月22日に詳細なスペックや価格が発表された。

画像: プレイのリアビュー。従来型とサイズはほとんど変わらないのだが、大きく見えるプロポーション。

プレイのリアビュー。従来型とサイズはほとんど変わらないのだが、大きく見えるプロポーション。

スタイリングは従来型の曲線基調から一新、クーペライクなプロポーションとなった。「スリーク&ロングキャビン」を採用し、前後に芯を一気通貫させた、水平基調のデザインとなった。一見、従来型よりサイズが大きくなったように思えるが、実際はグレードによるが全長と全幅はほぼ同じで、全高が15〜25mm低められているだけ。ホイールベースも同じだ。

インテリアも、しっかり芯の通った「かたまり感」のあるソリッドなフォルムでSUVの力強さを表現したデザインとなった。それでも、身体の触れる部位には、柔らかな触感と形状のパッドをあしらうことで、強さと優しさを兼ね備えた空間としている。

画像: プレイのインパネまわり。エクステリア同様の水平基調で、視認性や操作性を重視したレイアウトだ。

プレイのインパネまわり。エクステリア同様の水平基調で、視認性や操作性を重視したレイアウトだ。

パワートレーンは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」と、新開発の1.5L DOHC i-VTEC ガソリンエンジンの2種。トランスミッションは、e:HEVで電気式無段変速機を、ガソリンエンジン車でCVTを組み合わせる。駆動方式は、いずれもFFと4WDを設定している。

安全装備では、最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備し、上級グレードにはマルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションを新たに搭載している。

また、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」を通じて、より安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」も利用できる(申込みが必要)。

その他の快適装備では、予約クローズ機能付きハンズフリーアクセスパワーテールゲート、パノラマルーフ、「そよ風アウトレット」のエアコン吹き出し口、静電タッチ式LEDルームランプ、独自開発のプレミアムオーディオなどがある。

月間販売計画台数は、5000台。トヨタ CH-Rやヤリスクロス、日産 キックス、マツダ CX-3など、国産のコンパクトSUVは相変わらずの激戦区だ。新型ヴェゼルが、これらのライバルにどう立ち向かっていくのか、注目していきたい。(写真:伊藤嘉啓、ほか)

画像: e:HEV Zのインテリアはブラック基調で、シート地はプライムスムース×ファブリック。シートの形状や広さはプレイと同じ。

e:HEV Zのインテリアはブラック基調で、シート地はプライムスムース×ファブリック。シートの形状や広さはプレイと同じ。

ホンダヴェゼル ラインアップ

e:HEV X(FF/4WD):265万8700円/287万8700円
e:HEV Z(FF/4WD):289万8500円/311万8500円
e:HEV PLay(FFのみ):329万8900円
G(FF/4WD):227万9200円/249万9200円

ホンダ ヴェゼル e:HEV PLay 主要諸元

●全長×全幅×全高:4330×1790×1590mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1400kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1496cc
●エンジン最高出力:78kW(106ps)/6000-6400rpm
●エンジン最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500-5000rpm
●モーター最高出力:96kW(131ps)/4000-8000rpm
●モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3500rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:24.8km/L
●タイヤ:225/50R18
●車両価格(税込):329万8900円

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