2021年4月22日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、EV(電気自動車)の「ID.4」が2021 ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)を受賞したと発表した。

革新性とゼロエミッションによる走行が高評価

ワールド・カー・アワーズが主催する「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」には、「パフォーマンス」、「グリーン」、「デザイン」、「ラグジュアリー」、そして「アーバン」といった部門賞があり、2021年はホンダ eが「ワールド・アーバン・カー」を受賞したことは以前に当サイトでも紹介した。

そして、グランプリにあたる「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」は、フォルクスワーゲンの新型EVである「ID.4」が、ホンダ eやトヨタ ヤリスといったライバルを抑えて、2021年を代表するクルマに輝いた。世界各国からの選考委員93人からもっとも多くの票を集めたID.4は、その革新性とゼロエミッションによる走行が高く評価された。

画像: ヨーロッパ仕様の外寸は、全長4584×全幅1852×全高1636mm、ホイールベースは2765mm。

ヨーロッパ仕様の外寸は、全長4584×全幅1852×全高1636mm、ホイールベースは2765mm。

ID.4はフォルクスワーゲンの電気自動車のシリーズ「ID」の2番目のモデルとして2020年に発売された(最初のモデルはID.3)。モジュラー エレクトリックドライブ キット(MEB)をベースにした、最初のクロスオーバーSUVだ。日本市場には未導入だが、2022年中には導入されるのではと噂されている。

仕向け地によりスペックは異なるが、ヨーロッパ仕様では、77kWhのバッテリーを搭載したグレードは最高出力204psを発生し、1回の充電で約520kmの走行が可能。0→100km/h加速は8.5秒と発表されている。2021年後半には、AWD版のヴァリアントも設定される予定だ。

ID.4はWCOTYを選ぶジャーナリストや業界専門誌だけでなく、ユーザーからも高い評価を得ている。フォルクスワーゲンでは2021年に世界中で約15万台のID.4を販売する予定だ。電動化攻勢はフォルクスワーゲンが展開している「ACCELERATE」戦略における重要な要素であり、今後毎年少なくとも1車種の新しいEVを市場に導入する予定だ。

画像: ID.4のインテリア。拡張現実ヘッドアップディスプレイもオプション設定されている。
ID.4のインテリア。拡張現実ヘッドアップディスプレイもオプション設定されている。

なお、フォルクスワーゲンは今までに、ゴルフ6(2009年)、ポロ(2010年)、アップ!(2011年)、ゴルフ7(2013年)と、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを4回も受賞しており、今回のID.4で5回目の受賞となった。

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